休日には向かないクラブ・ケーキ〈お料理名人の事件簿4〉/Killer Crab Cakes

リヴィア・J・ウォッシュバーン(Livia J.Washburn)著/赤尾秀子訳

RHブックス・プラス/定価:840円/発行年月日:2010/07/10

平和そのものに見えた、海辺の美しいB&B。

まさかあんなに美しいものが、悲劇の引き金になるなんて!?

海辺にある朝食つき民宿の留守番を任されたフィリス。のんびりと休暇気分で、その朝も美しい景色に一杯のコーヒー、そして釣りを楽しもうとしていた。それなのに桟橋で宿泊客の遺体を発見してしまい、お気楽な留守番は一転! 死因が朝食のクラブ・ケーキだと判り、宿泊客が次々とキャンセルする事態に。

なんとか混乱を収めようとするも、不愉快な遺族が押し掛けてきたり、料理人に容疑が掛かったり……。B&Bを守るため、フィリスは捜査に乗り出す!

黒竜江【こくりゅうこう】から来た警部/Bad Traffic

サイモン・ルイス(Simon Lewis)著/堀川志野舞訳

RHブックス・プラス/定価:950円/発行年月日:2010/07/10

「トラブルに巻き込まれた娘を捜しに中国から来ました。英語が話せません!」

意固地で、横暴で、野暮で、タフな新ヒーロー、元紅衛兵の警官登場!

「パパ、助けて」突然、留学先からかかってきた一人娘ウェイウェイの電話。ジエン警部は矢も盾もたまらず、英語がまったくできないことも忘れて英国に単身乗り込んだ。言葉の壁にもカルチャーギャップにもめげず、ジエンは持ち前の強引さで中国系移民社会の人々を巻き込んで消えた娘の行方を追う。だが、ようやく見つけた娘の携帯電話には思いがけない残酷な動画が……! タイムズ・オンライン選出・年間優秀犯罪小説!