第4回東京翻訳ミステリー読書会(翻訳ミステリー大賞シンジケート主催)を開催します。

日時:6月24日(金)

  18:30開場、19:00開始、21:00終了予定

会場:渋谷駅近辺

  (駅から徒歩5分程度。詳細は参加申込者に直接連絡します)

課題作品『ベルファストの12人の亡霊』RHブックス+/スチュアート・ネヴィル著/佐藤耕士訳

  (課題書は各自でご用意ください)

参加費:一般・1,000円 (学生・500円)

  当日、受付でお支払いください。

申込み方法:事務局メールアドレス honyakumystery@gmail.com 宛に

  (1)お名前 (2)連絡先電話番号(携帯電話でも可)をご連絡ください。

  上記アドレスをクリックすると「東京読書会参加希望」という件名の新規メール作成画面が起動します。

  追って詳細をお知らせいたします。なお、ハンドルネームのみでの参加はできません。

6月17日(金)朝までにお申し込みをいただいた方には、詳細をお知らせするメールをお送りいたしました。お手元に届いていない方は、お手数ですがメールいただけますと幸いです。

 翻訳ミステリーと長いつきあいの方も、これから読もうかなと思っている方も、ふるってご参加ください。同じ作品を味わうという共通体験をきっかけに、楽しく気軽に語り合える絶好の機会です。どうぞお見逃しなく!

○定員は20名です。20名になりしだい締め切らせていただきます。

○読書会終了後は近くで二次会をおこないます。大いに盛り上がりましょう。出欠の返事は当日でもかまいませんが、申込み時にお知らせいただけると幸いです。

 神の名の下に紛争を繰り広げてきた神なき地を、獲物を求めて伝説の殺し屋が往く。かつて手にかけた12人の亡霊とともに。冷え切った魂と一縷の望みを抱えた男が、暗く過酷な巡礼行の果てに得るものは何か。埋み火のごとき情念にあてられた。これは買いだ。

——川出正樹 

 自分が殺した12人の亡霊につきまとわれたアル中の元IRAの殺し屋が、かつての上司や仲間をひとりひとり殺していく。乱暴にいえば(ある親子が物語の鍵になっている点も含め)北アイルランド版『大菩薩峠』のような狂気と虚無がただよう異色スリラーだ。

——吉野仁 

(当サイト2010-09-16掲載「書評七福神の8月度ベスト発表!」より)