列石の暗号(上・下)/The Stonehenge Legacy(2011)

サム・クリスター(Sam Christer)/大久保寛・訳

 新潮文庫/定価:本体上=670円 下=670(税別)

 ISBN:上巻=978-4-10-218341-0 下巻=978-4-10-218342-7

ストーンヘンジで今も続く太古の秘儀。

5000年前に始まった教団とは?

新月の夜、ストーンヘンジにローブ姿の集団が集っていた。5000年前から続く儀式を行うためだ。彼らは若い男を裸にし、身体を浄めた後、“虐殺の石”の上に載せると斧を振り下ろした。一方、天文学者で古美術収集家のナサニエルが、息子ギデオンに不可解な遺書を残して拳銃自殺をはかる。亡き父の邸宅を訪ねたギデオンはいきなり何者かに襲われる。地元警察のミーガン警部補が捜査に乗り出すが犯人は不明。ギデオンは屋敷の中から遺書だけでなく、秘密の部屋に隠されていた、暗号化された日記を発見する——遺書の謎は、日記の暗号は、解けるのか。浮かび上がる秘密教団、その真の姿とは? 警部補は現代の犯罪を、過去の神話と照らしながら事件の解明に挑むが……。

太古の秘儀と現代の事件をつなぐ神々のコードとは。歴史暗号ミステリの超大作にして傑作!

Interview With Sam Christer, Author Of The Stonehenge Legacy(MysteryThrillerTV)