おかげさまで満席になりましたので、募集を締め切ります。 キャンセル待ちを希望される方は ykhma.rg@gmail.com までご連絡ください。

埼玉、千葉、西東京に続き、横浜でも7月に読書会を開催します。

今回は英国ミステリー界の重鎮、クリスチアナ・ブランドの登場です。

肝心の課題書はというと……。

超絶トリックが炸裂する『はなれわざ』

今年刊行された著者の最後の長編『領主館の花嫁たち』

……う〜ん。どちらも捨てがたいけど、やっぱこれでしょう!

ということで、今回はブランドを代表する短編集『招かれざる客たちのビュッフェ』を取り上げます。

この短編集は、シリーズ探偵であるコックリル警部が活躍するお話あり、倒叙モノあり、ひねりが効いたミステリあり、ブラックユーモアあり……と、多彩な顔を持っています。

そこで『招かれざる客たちのビュッフェ』(舌を噛みそうなので以下、『ビュッフェ』)のステキなポイントをいくつかご紹介します。

『ビュッフェ』のココがステキ その1

『ビュッフェ』の短編は章ごとにまとめられているのですが、各章にはこんな副題が付けられています。

【コックリル・カクテル】

【アントレ】

【口なおしの一品】

【プチ・フール】

【ブラック・コーヒー】

そうです。

コース料理のように食前酒から始まり、デザート、食後のコーヒーで終わる。

なんとも洒落ている構成ではございませんか!

『ビュッフェ』のココがステキ その2

そして何と言っても、『ビュッフェ』には名短編「ジェミニー・クリケット事件」が収められています。

「ジェミニー・クリケット事件」とは、老人がとある密室殺人事件の謎を解いていく、手に汗握る推理ゲームを描いたお話。「オッ!」と驚く結末が待っています。

読書会の後半では、この「ジェミニー・クリケット事件」をテーマに語り合う時間を設けたいと考えています。収録作の人気投票なんかもやりたいですね。

また今回は、ゲストをお迎えする予定です。

そのゲストとは、書評家・松浦正人さんです。

松浦さんは元東京創元社の編集者で、『ビュッフェ』の編集を担当された方。

当時の裏話をはじめ、ブランドのあんなことやこんなことをお話していただく予定です。

加えて、当日はもう1人のゲストが……?

つきましては下記参加要項をご覧のうえ、お気軽にお申し込みください。

みなさまのご参加をお待ちしております。

ファンの方も初めて読むという方も、ブランドが腕をふるった料理を堪能しましょう!

第8回横浜読書会「招かれざる客たちのビュッフェ」

日時:7月12日(土)16時30分〜2時間程度を予定

会場:JR横浜駅近辺の公共施設

※詳細は参加される方に別途ご連絡します。

定員:20名

参加費:社会人1000円、学生500円(当日、受付でお支払い願います)

※読書会終了後、懇親会の予定あり(参加費別途)

課題書:『招かれざる客たちのビュッフェ』

クリスチアナ・ブランド著、深町眞理子他訳(創元推理文庫)

※課題本は各自でご用意のうえ、当日までにお読みください

◎申し込み方法

・先着順で受付いたします。参加されるかたは横浜読書会専用アカウント ykhma.rg@gmail.com にメールでお申し込みください。

・件名に【横浜読書会8】、メール本文に

「お名前」

「ご連絡先電話番号(携帯電話も可)」

「懇親会への参加可否」

を入力してください。

・定員に達しましたら、応募受付を締め切らせていただきます。

・ご不明な点は ykhma.rg@gmail.com までお問い合わせください。

横浜翻訳ミステリー読書会運営 岡本真吾

後援 翻訳ミステリー大賞シンジケート

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