おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを希望される方は chiba.honmys@gmail.com までご連絡ください。(3月20日追記)

「航星日誌 宇宙暦0416.0215。惑星ゲルマニアにおける宿敵ナグ・オーヤ星人との和平交渉の警護を終えた我々は、連邦艦隊司令部主宰の合同演習に参加すべく、ストックホルム星域へと向かっている。」

(艦内警報発令)

「船長! 前方に巨大な受験空間が出現!!」

「進路変更。1.3.8グリーン」

「空間の裂け目が更に広がりました!」

「最大船速、ワープ6!」

「逃げ切れません!!」(衝撃・暗転)

「SF、それはミステリ作家に残された最後の開拓地である。そこには読者の想像を絶する新しいプロット、新しいトリックが待ち受けているにちがいない。これは、受験空間に取り残されたタカヤマ船長をフォローするため5ヶ月間の構想期間を経て企画した第12回千葉ミステリー読書会の驚異に満ちた物語である。」

 というわけで、今回の課題書は、臨時世話人の趣味に走り、SFミステリです。

 冒頭、本歌取りした「宇宙大作戦」にも、ミステリ風味の作品は幾つか(「惑星アルギリスの殺人鬼」、ノベライズ邦題「羊の中の狼」:『パイリスの魔術師』所載)とか、「宇宙軍法会議」(ノベライズ邦題「軍法会議」:『謎の精神寄生体』所載)とか)ございますが、ここはど真ん中の選択で、

で参ります。

「警視総監に呼びだされた刑事ベイリが知らされたのは、宇宙人惨殺という前代未聞の事件だった。地球人の子孫でありながら今や支配者となった宇宙人に対する反感、人間から職を奪ったロボットへの憎悪が渦まく鋼鉄都市へ、ベイリは乗り出すが……〈ロボット工学の三原則〉の盲点に挑んだSFミステリの金字塔!」

 吾妻ひでおの「恍惚都市」(『パラレル狂室』『天界の宴』等所載)ではありません。

 山田正紀の『恍惚病棟』でもありません。

 映画〈アイ・ロボット〉とは似て非なるものです。

 Kindle版はありますが、紙の方は版元品切れです。でも、マケプレで入手容易です。

 出版振興・商売繁盛の立場に立てば、ながらく品切れだったものの昨年「ハヤカワ文庫補完計画」で改訳版が出たシリーズ第2作『はだかの太陽』を取り上げるべきなのかもしれませんが、やはり、このシリーズについては第1作目から行きたい。それというのも、この書が第一級の古典SFであり、第一級のミステリであると同時に、バディ(相棒)ものとしても、極めてユニークにして王道を行く作品であるからでして、やはり、ここは、二人の馴れ初めから、というのが、偏愛者としての思いなのでした。

 参加資格は課題書を読了していること。

 SFファンも、ミステリファンも、勿論SFミステリファンも、大いに、この古典をネタに語ろうではありませんか。

 みなさまのご参加をお待ちしています。

日 時:3月26日(土)15:50〜17:50(二次会別途予定)

場 所:JR千葉駅より徒歩10分程度

   (詳細は参加申込者に直接ご連絡します)

課題書:『鋼鉄都市』アイザック・アシモフ著、福島正実訳(ハヤカワ文庫SF他)

定 員:20名(幹事除く)

参加費:一般 1000円、学生 500円

    ※二次会につきましては参加費別途です。

☆ お申し込み方法

 千葉読書会専用アカウント chiba.honmys@gmail.com にメールでお申し込みください。

 件名に「3/26読書会」、メール本文に以下の定型をコピー&ペーストのうえ必要事項をご記入ください。

お名前(ご本名フルネーム):

ご連絡先電話番号(半角、ハイフンで区切ってご記入ください):

区分(該当しないものを消してください): 一般/学生/未成年

二次会への参加を希望:します/しません

☆ 課題書は各自ご用意のうえ、当日までにお読みください。

☆ 先着順で受けつけ、定員に達しましたら締切といたします。

☆ ご不明な点は chiba.honmys@gmail.com までお問い合わせください。

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