追記(2016-05-29)

 おかげさまで満席となりましたので募集を締め切ります。キャンセル待ちを希望される方は mys.cooking@gmail.com までご連絡ください。

翻訳ミステリーお料理の会、第6回調理実習のお知らせ

 不定期開催の翻訳ミステリーお料理の会ですが、おかげさまで愉しくのんびり回数を重ねてくることができました。今回は第6回の調理実習を開催いたします。

 今回のテーマは、夏を先取りしてエスニック料理です。

 エスニック料理の登場するミステリーということで、南国はシンガポールを舞台に、優しく賢くパワフルなアンティ・リーが大活躍する、オヴィディア・ユウ〈アジアン・カフェ事件簿〉シリーズから、ナシレマッとボボチャチャをこしらえます。

 といっても馴染みのない方には、「なに、それ、食べられるもの?」という感じかもしれません。はい、もちろん、食べられます。しかも、おいしいです。ごくごくご〜く簡単に説明してしまうと、ナシレマッは「ココナツミルクを使ったごはんとおかず」で、ボボチャチャのほうは「お芋を使ったデザート」ということになるでしょうか。作り方は案外シンプル。シリーズはすでに『プーアール茶で謎解きを』『南国ビュッフェの危ない招待』まで紹介されていますので、どんな場面に登場するのか、興味のある方はぜひ!

 訳者の森嶋マリさんに講師を務めていただきます。

 アンティ・リーの作るお料理はどれもおいしそうで、読んでいるだけで「うわあ、食べたいっ!」となるのですが、エスニック料理のなかでもプラナカン料理というジャンルに入るのだとか。辛くて甘くて香り豊かで奥深い味を愉しみながら、プラナカン料理とはなんぞや、というようなお話もうかがえれば、と思っています。

 それから、これまで何度かご案内してきたことですが——

「お料理は好きだけど、この本、読んでないから」と迷っている方、未読でも大丈夫です。すでにお読みになった方々からアンティ・リーの活躍ぶりを聞くうちに、きっと読みたくなることまちがいなし。ためらうことなく、ぜひご参加を。

「ミステリーは好きだけど、お料理が苦手」という方も、どうかご心配なく。エスニック料理とはいえ、今回のメニューはとてもとても簡単です。エスニック風味がお好きでしたら、これまたためらうことなく、ぜひご参加を。

■詳細

日時:6月25日(土)13:30〜17:00 (受付 13:15〜)

場所:渋谷駅近くの施設の調理室

  *ご参加のみなさまには、のちほど詳しい場所をお知らせいたします。

持ち物:エプロン、タオル(手を拭くためのもの)、三角巾(お使いにならない方は髪の毛が垂れてこない工夫をお願いいたします)

定員:15名(世話人、お手伝いを除く)

参加費:2000円(会場費、材料代、諸経費、保険込み、コーヒーもしくは紅茶、日本茶などのサーヴィスつき)

今回の割引

  • シンガポールに住んでいたことのある方

 観光旅行で訪れることの多いシンガポールですが、住んでいたことがある、という方は案外いらっしゃらないかもしれませんね。住んでいたことがある方は1000円に割り引きさせていただきます。

 現地の写真をお持ちいただいて、街の雰囲気や様子などお聞かせいただけたら嬉しいです。

■申込方法

  • mys.cooking@gmail.com までメールでお申し込みください。
  • 申し込み後、数日以内に確認のメールを差しあげます。 
  • 件名は「6月25日 調理実習」でお願いいたします。
  • 調理実習ではオーヴンや包丁を使用しますので、安全を考えて、当日のみの行事保険に加入いたします。保険の加入に必要となりますので、お申し込みのメールの本文に以下の内容をお書きください。
    • お名前
    • ご住所
    • ご連絡先電話番号

 南国の香り漂うキッチンで、アンティ・リーの魅力について、エスニック料理の奥深さについて、それから翻訳ミステリーを読む楽しさについても、みなさんとあれこれわいわい愉しくおしゃべりできたらと願っています。

『翻訳ミステリーお料理の会』世話人一同

(執筆者:芹澤 恵)

芹澤 恵(せりざわ めぐみ)

翻訳者。〈翻訳ミステリーお料理の会〉世話人。食いしん坊兼呑み助。自称料理好き。ありものでこしらえるシンプルな料理(別名“手抜き”)を得意とする。訳書にウィングフィールド『冬のフロスト』、パチェット『密林の夢』、サーバー『傍迷惑な人々』他。

◆翻訳ミステリーお料理の会レポート・バックナンバー

■翻訳ミステリーお料理の会 公式サイト http://mysterycooking.jimdo.com/

各地読書会カレンダー

これまでの読書会ニュースはこちら