おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを希望される方は mys.cooking@gmail.com までご連絡ください。(11月17日追記)

翻訳ミステリーお料理の会、第7回調理実習のお知らせ

ようやく秋らしさが感じられるようになりました。天高く馬肥ゆる食欲の秋、ということで翻訳ミステリーお料理の会も第7回の調理実習を開催いたします。

今回のテーマは……この会を起ち上げたときに、いつかはやりたいね〜と言いあっていたシリーズに、意を決して挑戦します。

はい、ロバート・B・パーカーの手になるスペンサー・シリーズです。ええ、やってしまいます、無謀にも!

ボストンの私立探偵、スペンサーは作品中であれこれおいしいものを食べに出かけるだけでなく、自分でもまめに料理をこしらえます。そのまめさたるや、『スペンサーの料理』という本が出てしまうほど。作中に出てくるお料理は、どれもが、しっかりとおなかを満たし、かつおいしそうなメニューばかりなのですが、今回はさくっと軽めに、でもちょっと欲張って、『昔日』に出てくるズッキーニとカボチャのリングイネをメインに『儀式』に出てくるアスパラガスのグリーン・ハーブ・マヨネーズ添えとホット・ビスケットまで作ってしまおうという企画です。

ホット・ビスケットはスペンサー・シリーズ以外でも、特にアメリカ南部を舞台にした作品などでは、よく登場しますよね。「読んだことはあるけれど、食べたことや作ったことはないもの」シリーズでもあるかも……ということで今回、メニューに加えてみました。

ゲストには、『昔日』の訳者である加賀山卓郎さんにお越しいただく予定です。

スペンサーはハードボイルドの主人公らしく、減らず口の名手でもあります。カッコいい決め台詞や痩せ我慢の美学など、多くのファンを魅了してきたスペンサーの魅力について、たっぷりとうかがおうと思っています。

このシリーズですが、1973年の『ゴッドウルフの行方』から始まり、2011年の『春嵐』まで39作という長い長いものです。「これまで読んだことがないけれど、おもしろそうだから読んでみようかな〜、でも長いしな〜」と迷っている方、迷わずご参加を。途中から読むならどのあたりから攻めればいいか、といった読書案内になりそうなこともお訊きしてみたいと考えています。「スペンサーは好きだけど、料理はな〜」と尻込みなさっている方も、ぜひ前向きにご検討ください。今回は3品と欲張りましたが、どれもさすが男性の料理、素材の持ち味を生かした、シンプルな調理法ばかり。きっと愉しんでいただけることと思います。

■詳細

日時:11月26日(土)13:30〜17:00 (受付 13:15〜)

場所:渋谷駅近くの施設の調理室

*ご参加のみなさまには、のちほど詳しい場所をお知らせいたします。

持ち物:エプロン、タオル(手を拭くためのもの)、三角巾(お使いにならない方は髪の毛が垂れてこない工夫をお願いいたします)

定員:15名(世話人、お手伝いを除く)

参加費:2000円(会場費、材料代、諸経費、保険込み、コーヒーもしくは紅茶、日本茶などのサーヴィスつき)

今回の割引

ボストンに旅行し、もしくは在住し、スペンサーゆかりの場所を訪ねたという経験のある方。

スペンサーはボストンを拠点にしています。ファンのなかには、スペンサーが事務所を置いていたマサチューセッツアベニューとボイルストン通りの角を探し当て、写真を撮ってくる方もいるのだとか。そうした場所を訪ねたことのある方は1000円割引させていただきます。現地の写真をご持参いただければ、なおのこと嬉しいです。

■申込方法

mys.cooking@gmail.comまでメールでお申し込みください。

申し込み後、数日以内に確認のメールを差しあげます。 

*件名は「11月26日 調理実習」でお願いいたします。

*調理実習ではオーヴンや包丁を使用しますので、安全を考えて、当日のみの行事保険に加入いたします。保険の加入に必要となりますので、お申し込みのメールの本文に以下の内容をお書きください。

  • お名前
  • ご住所
  • ご連絡先電話番号

*割引適用になる方は、その旨もお知らせいただけますと幸いです。

晩秋のキッチンで、スペンサー・ファンのみなさまとこれからファンになる(かもしれない?)みなさまを交えて、愉しいひと時をご一緒できることを心待ちにしています。

『翻訳ミステリーお料理の会』世話人一同

◆翻訳ミステリーお料理の会レポート・バックナンバー

■翻訳ミステリーお料理の会 公式サイト http://mysterycooking.jimdo.com/

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