お知らせ(2016-12-24)

 第5回浜松読書会は、都合により延期いたします。これに伴い、今回の募集を中止させていただきます。

 すでにお申込みをいただいたかたには、個別にご連絡をさしあげます。

 来年なかばに改めて開催の予定ですので、よろしくお願いいたします。

 年末が押し迫り慌ただしい日々をお過ごしの皆さま、お久しぶりの浜松読書会のご案内でございます。

 唐突ですが、皆さま浜松名物と聞いて何を思い浮かべますか?

 名物と称されるものは数あれど、今回は浜名湖のうなぎを推薦します。

 香ばしく炭で焼かれた鰻の蒲焼を熱々のご飯に乗せ、たっぷりのたれを絡めていただきたい。山椒を効かせるのも忘れてはいけません。でも白焼きをわさび醤油で食べるのも捨てがたい……(あ、いかん。よだれがw)

 この前振でピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、キーワードはうなぎ

 そう!

 今回の課題書はスウェーデン、エーランド島北部バルト海に面したウナギ岬が舞台の北欧ミステリー、ヨハン・テオリン著、三角和代訳『冬の灯台が語るとき』(早川書房)です。

《エーランド島四部作》の第二作にあたる本書はタイトルの通りの物語です。

 築150年は経っているウナギ岬の屋敷を購入し、ストックホルムから移住してきたヴェスティン一家。

 リフォームを進めながら、田舎暮らしを楽しもうとしていた矢先に一家に訪れた不幸。

 悲しみに沈む彼らに追い打ちをかけるかのように起きる不可思議な現象。

 真冬の猛吹雪に閉ざされ、孤立した屋敷に起こったことは……。

 そんな感じで課題書はあらすじだけを読むと「あれ? もしかしてミステリーじゃなくてホラーなの??」とか「幽霊とか苦手〜」とか言いたくなっちゃいますが、安心してください。ミステリーですよ!

 ヨハン・テオリン氏が今春の翻訳ミステリー大賞シンジケートコンベンションで来日講演されたときにおっしゃってましたが、小泉八雲『怪談』に影響を受けたそうで、お国の民間伝承についても造詣が深いとのことでしたので今作はそういった面が強く出ているのかもしれません。

 北欧の民間伝承に興味がある方も、渋かっこいい海の男イェルロフお爺さんが好きで好きでたまらない! という枯れ専の方もぜひ浜松読書会にご参加くださいませ。

 会場の浜松では雪が降ることはめったにありませんので、吹雪に閉ざされての帰宅難民にはなりません。……たぶん。

日時:2017年1月28日(土)14:00〜16:30(受付開始 13:45〜)

  *終了後に懇親会を予定しています(会費別途)

場所:JR浜松駅近くの貸会議室(参加の皆さまには詳細をご連絡します)

課題書:ヨハン・テオリン著 三角和代訳『冬の灯台が語るとき』(早川書房)

   *各自ご用意の上、当日までにお読みください。

   *課題本をこれから準備される方につきましては、残念ながらネット書店及び版元には在庫がないという情報が入っております。お手数ですが、リアル書店での店頭在庫をお探しいただく等のご対応をご検討下さい。

定員:15〜20名

参加費:500円(学生無料)

申込方法:浜松読書会専用アドレス(hmdk1005@gmail.com)宛てにメールにてお申し込みください。件名に1/28読書会、本文にお名前と連絡先電話番号、懇親会への参加希望の有無を明記してください。

浜松読書会世話人 山本三津代(@nirokuya

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