セヴン、セヴン、セヴン

セヴン、セヴン、セヴン

はるかな国がふるさとだ

ガール・セヴン キヨミ・セヴン

ガール・セヴン セヴン セヴン

倒せ ヤクザな男たち

カラテとナイフで、「ノワール!」

 ……歌える人は五十路かな?

 まあ、それはともかく。暦の上では春になり、読書の虫も外に這い出る季節が近くなってまいりました。そんな今日この頃、今年最初の翻訳ミステリー名古屋読書会の告知ですよ。

 これまでさまざまなジャンルのミステリを一通り巡った名古屋読書会、「そういやまだノワールをやってなかったね」という誰かの一言で、課題図書が決まりました。〈徹頭徹尾、女子による女子のためのノワール〉を謳ったハンナ・ジェイミスン『ガール・セヴン』(高山真由美訳/文春文庫)です。

 主人公は日英のハーフ、石田清美。3年前に何者かに家族を惨殺された過去を持ち、21歳の今はセヴンという通り名でロンドンのナイトクラブ〈アンダーグラウンド〉で働いてます。今の生活はどん底だけど、いつか東京に帰るんだとそれだけが心の支え。ところが清美の家族の事件を調べたいという殺し屋や、セヴンをとある計画に利用しようとするロシア人が登場し、清美ははからずも事件に巻き込まれていくことに……。

 もう隅から隅まで怪しくて胡散臭くてドライでハードな物語です。女であることで強いられる数々の抑圧を、深く静かに怒りながら暴走するセヴンについて、「いいぞ、もっとやれ!」なのか「ちょっと落ち着け」なのか、皆で語り合おうぜ!

 ゲストには本作翻訳者の高山真由美さんと担当編集者の文春・永嶋氏をダブルでお迎えします。作品のことから著者のこと、ひいてはノワールというジャンルについて、気になることを直接聞けるチャンスですよ。

 さあ、今から受付開始だ! 名古屋のアンダーグラウンド(地下街)で待ってるぜ。シュワッチ!

詳細

日時:3月4日(土)14:00〜17:00

   終了後に立食形式の二次会を予定しています。

   20時前には終了するので遠方からの日帰り参加も可能です。

場所:名古屋駅近くの会議室

課題図書:ハンナ・ジェイミスン『ガール・セヴン』(高山真由美訳/文春文庫)

定員:39名

参加費:大人1000円・未成年500円

   (領収書が必要な方は受付でお申し出下さい)

申し込み方法:名古屋読書会専用アカウント nagomys@gmail.com にメールでお申し込み下さい。件名に【読書会3/4】、メール本文にお名前ご連絡先電話番号、そして二次会の参加・不参加を必ずお書き下さい。

◎課題作品は各自ご用意の上、当日までにお読み下さい。

◎ご不明な点は上記の nagomys@gmail.com までお問い合わせ下さい。

第20回の予告

 次々回の名古屋読書会は、第20回記念・日間賀島合宿です。7/15-16(土-日)に、愛知県・日間賀島の民宿を貸し切り、アガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』の読書会を一泊二日で開催します。プレ告知は3月半ば、正式告知と募集開始は新年度の生活が落ち着き予定が見えてくるGW明けの予定です。刮目して待て!

各地読書会カレンダー

これまでの読書会ニュースはこちら