おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを希望される方は mys.cooking@gmail.com までご連絡ください。(5月8日追記)

 まだまだ先だと思っていた翻訳ミステリー大賞授賞式とコンベンションも、気づいてみればもう間もなく。背中を押されるように、翻訳ミステリーお料理の会も第8回の調理実習に向けて始動しました。

 今回のテーマは、ドン・ウィンズロウの『ストリート・キッズ』から、主人公ニール・ケアリーがこよなく愛するチーズバーガーです。ニールは父親代わりのグレアムと出会うまで、ご馳走と言えばファストフードという食生活。そんな彼にとっては『バーガージョイント』のチーズバーガーがソウルフードなのかもしれません。それを狙って、今回はごくごくシンプルな味つけですが、作中で「フライド・ポテトもつけてほしい」とニールが要求する場面も出てくるので、はい、フライド・ポテトもこしらえます。

「ふ〜ん、チーズバーガー? んなのパテを焼いて、チーズのっけて、バンズに挟むだけじゃん」と思われそうですが……なんの、なんの、今回はそのバンズから作ってしまおう、という欲張り企画です。粉からこねて発酵させて成型して焼きあげる——パン作りの基本もマスターできてしまうかも?

 ゲストには、ニール・ケアリー・シリーズの翻訳を手がけてこられた東江一紀氏とゆかりの深い翻訳者、ないとうふみこさんと那波かおりさんをお招きしています。そうなのです、今回は豪華ふたりゲスト。『ストリート・キッズ』を第一作とするこのシリーズは、ミステリーとしてはもちろん、主人公の成長小説でもあり、青春小説の側面も持ち合わせています。グレアムと交わす、減らず口の応酬も読みどころのひとつ。そんなシリーズの魅力について、その魅力を最大限に引き出す東江一紀氏の翻訳について、いろいろなお話をうかがいたいと思っています。

 ひとつ心配なのが、今回の調理実習はイースト菌なるナマモノを使うので、当日の気温やら湿度やらで発酵に要する時間が変わってきてしまうこと。そこで時間がかかってしまって、話し足りない、聞き足りない、ではもったいないので、今回は終了後に、シークレット・ゲストをお招きして、懇親会(会費別途)をすることになりました。ウィンズロウの魅力の伝道師にして全国のラーメンを語らせたらちょいとうるさい(←ご本人談)、あの方です。お申込みの際には、懇親会への出欠も併せてお知らせください。

 先日、試作をしてみましたが、焼きたてのバンズに挟んで食べるビーフパテととろりととろけたチーズのおいしいこと。おいでいただくみなさんにも、きっと愉しんでいただけるのではないかと思っています。

詳細

日時:5月27日(土)13:20〜17:00(受付 13:10〜)

場所:渋谷駅近くの施設の調理室

*ご参加のみなさまには、のちほど詳しい場所をお知らせいたします。

持ち物:エプロン、タオル(手を拭くためのもの)、三角巾(お使いにならない方は髪の毛が垂れてこない工夫をお願いいたします)

定員:15名(世話人、お手伝いを除く)

参加費:1500円(会場費、材料代、諸経費、保険込み、コーヒーもしくは紅茶、日本茶などのサーヴィスつき)

申込方法

mys.cooking@gmail.com までメールでお申し込みください。

申し込み後、数日以内に確認のメールを差しあげます。 

*件名は「5月27日 調理実習」でお願いいたします。

*調理実習ではオーヴンや包丁を使用しますので、安全を考えて、当日のみの行事保険に加入いたします。保険の加入に必要となりますので、お申し込みのメールの本文に以下の内容をお書きください。

 ・お名前

 ・ご住所

 ・ご連絡先電話番号

 ・懇親会の出欠

 当日、イースト菌のご機嫌がいいことを願いつつ、愉しくおいしいひと時をご一緒できることを心待ちにしています。

『翻訳ミステリーお料理の会』世話人一同

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■翻訳ミステリーお料理の会 公式サイト http://mysterycooking.jimdo.com/

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