こんにちは。世界の本を翻訳出版するサウザンブックスです。
 
 ただいまフィリピン発の本格ミステリー小説『Smaller and Smaller Circles迫る包囲網)』の日本語翻訳出版を目指すクラウドファンディングを実施中です。

https://greenfunding.jp/thousandsofbooks/projects/2055
 
 日本ではまだまだお目にかかることの少ない東南アジア圏のミステリー作品。世界には読まれるべきミステリー作品がもっとたくさんあるはず。本プロジェクト成立後はまた続々と新企画を手がけていく予定です。そんな作品を発見して世に送り出す側に、ぜひご参加ください!
 
※2018年2月3日までのクラウドファンディング期間中はお得で楽しいリターンをご用意していますので、この機会をお見逃しなく!

【あらすじ】
1997年夏、フィリピン・マニラ。野積みされたゴミ山がいくつもそびえるケソン市パヤタス地区のゴミ処分場で、顔の皮を剥がれ、内臓を抜き取られた少年の死体が次々と発見されます。付近では最下層の貧しい人々が暮らし、子供たちにゴミを拾い集めさせることで糊口を凌いでいました……。フィリピン国家警察から捜査への協力を要請された法人類学者サエンス神父は、残忍な連続殺人鬼を見つけ出すため、かつての教え子で友人でもある心理学者ルセロ神父とともに全力を尽くします。


 

■フィリピンの社会問題に正義と誠意を問いかけて議論を巻き起こした“フィリピーノ・ノワール”の最高峰■

 本作品には、私たちが普段接する機会の少ないフィリピンの文化や根深く潜む社会問題が、ストーリーに巧みに盛り込まれています。マニラのスラム街を舞台に、さまざまな階層の人物たちの事情や思惑が入り乱れるなか、正義を貫き事件を解決へ導こうとする主人公2人の人物描写と、シンプルで無駄のない文体が読者を作品世界へと惹き込む傑作です。
 
 著者はフィリピン政府の情報機関勤務という異色の経歴を持つF.H.バタカン。南アジアで初めて設立された文芸エージェント「Jacaranda Literary Agent」によって発掘され、世界の優れたクライムミステリーを出版するNYの出版社Soho Pressから出版されました。数々のメディアに登場し、フィリピン映画界新鋭の監督ラヤ・マーティンにより映画化され、世界から熱い視線が注がれています。
Smaller and Smaller Circles – Official Trailer

 

■メディア掲載の書評より■

“鮮やかで衝撃的。夢中で読んでしまう。 神父探偵による警察ドラマが、フィリピンへの魅惑の窓を開く。”
  —バリー・ランセット、作家

“内容的に物議を醸すかもしれないが、ハイレベルな犯罪小説”
  —CNN フィリピン

“目まぐるしく展開する犯罪小説が、カトリック教会の役割とその支配を暴き出す……暗く、ザラザラして、アメリカンノワールのように魅きつけられる、見逃すわけにはいかない一冊”
  —ストランド・マガジン

“フィリピンのケソン市を舞台にした、古典的で良質なシリアル・キラー小説。”
  —ガーディアン

“単なるエンターテインメント小説に終わらず、フィリピンの貧困や不正に読者の目を向けさせてくれる”
  —ニューヨーク・ジャーナル・オブ・ブックス

“まるで神父版シャーロック・ホームズ。国籍の違う魅力的なホームズを求める推理小説ファンにはぴったりの一冊”
  —ブックリスト

“バタカンの見事なデビュー作にして、フィリピンを舞台にした初のサスペンス小説。あらゆる次元で入り組んでいて、示唆に富んでいる。続編が待ち遠しい!”
  —ブックページ

■著者:F.H.バタカンについて■


 マニラ生まれ。フィリピン大学大学院卒業後、政府の情報機関であるフィリピン・インテリジェンス・コミュニティーで10年近く勤務し、諜報活動や詐欺調査などの専門訓練を受ける。2000年、シンガポールへ移住し、放送記者を経て、ニュース番組のプロデューサーとして放送ジャーナリズムの世界に身を置く。2002年、本書と同タイトルの短編小説を出版して作家デビュー。パランカ記念文学賞、フィリピン国民文学賞、マドリガルーゴンザレス賞を受賞。
 

■日本でも新しい才能と出会いたい!翻訳者(英語→日本語)はオーディションにて決定■

 『Smaller and Smaller Circles』の翻訳者は、翻訳会社トランネットのオーディションで決定します。文芸作品の翻訳にチャレンジしてみたい方、この貴重な機会にぜひご参加ください。
 リターンには書籍とオーディション参加費とセットになったお得なプランもご用意しています。
▼トランネットの翻訳者オーディションについて(http://www.trannet.co.jp/audition.html
 

■サウザンブックスについて■

 サウザンブックスは、言葉や文化の壁を越え、心に響く1冊を翻訳出版する出版社。世界には、面白い本や必要とされている本が多くありますが、翻訳出版は初期コストが嵩むため、ビジネスラインに乗りにくいという理由から、未翻訳のタイトルが本当に数多くあります。そこでサウザンブックスでは、これまでの仕組みだけでは翻訳出版できなかったそのような本を、クラウドファンディングを活用して先行予約を取ることで続々と出版しています。2016年のサービス開始から1年、6タイトルの出版プロジェクトを成立させ日本中の書店で販売中です。
公式サイト: http://thousandsofbooks.jp/
twitter: https://twitter.com/thousandsbooks
Facebook: https://www.facebook.com/thousandsbooks/
 
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