今年の天気もどうなっているのかしら?
 暑い日、寒い日、地球のこれからに漠然とした不安を感じるそんな日々を、ミステリに夢中になって払拭してみては如何でしょうか?
 そこで、わたくしクイーンファンは、皆様に読んでいただいて大変お得な課題書を第40回読書会に提供いたしたいと思います。
 お待たせしました! 今年もやってまいりました。エラリー・クイーン祭り!

 今回の謎の物語は、夏を迎えるにあたってミステリだけじゃものたりず、暑い夏気分を味わいたい。そんな方に本作品はぴったりです!
 また、今回はクイーン作品とも密接に関わってくる別の作品も併せて、2冊での読書会を開催します。
 ページ数に物足りなさを感じていた方々には満足いただけるボリューム! 質、量ともに満足すること間違いありません!

どんな話かというと……。
 1冊目はエラリー・クイーンの「シャム双子の秘密」
 クイーン父子が山火事に追われて逃げ込んだ医学博士の館。そこには手術のためにシャム双子が滞在していた。やがて起こる殺人事件! 被害者の手にはスペードの6のカードが握られていた……。
 クイーン初のクローズドサークル館もの! 失われた代名詞! そして、昨年ミステリ業界を賑わせた話題作の原型となる作品!

 2冊目は北村薫の「ニッポン硬貨の謎」
 1977年、エラリー・クイーンが出版社の招きで来日。その際に発生した幼児連続誘拐事件と、ガイドから聞いた五十円玉二十枚の謎の関連をエラリーは指摘しはじめる……。
 北村薫が敬愛してやまない本格の巨匠クイーンの遺稿を翻訳したという体裁で「シャム双子の謎」論も入れ込んで描かれる華麗なパスティーシュ!

 如何です? 2冊とも,手に取って読みたくなりますよね!
 今回の課題本は本格ミステリの連峰、国名シリーズの1冊(国名シリーズ7作目)、「シャム双子の秘密」 (エラリー・クイーン著 越前敏弥・北田絵里子訳 角川文庫)と、本格ミステリとクイーン、物語に対する愛の伝道師、北村薫の「ニッポン硬貨の謎(エラリー・クイーン最後の事件)」(創元推理文庫)

 2冊ともミステリ作品の可能性を追求した作品であり、本格ミステリの最高峰であることは間違いないと考えています。いや、間違いないのです!
 なぜ,ホストはそう考えているのかを、ここで語るのは野暮というもの。ホストが何を語ろうとしているのかと思った方は、手にとって読んでいただき、本読書会に参加していただいて、初夏のエラリー・クイーン祭りを一緒に楽しんでいただければと思います。
 是非、本読書会に参加してミステリの深淵に触れてみませんか。
 奮っての御参加、心よりお待ちしております。

日程:2018年6月30日 15時30分~17時30分(途中退室可)

会場: 生涯学習支援センター(旧:中央 / 和室)
(宮城野区榴岡4丁目1番8号)

参加費:一般 500円、学生 無料(会場費、諸経費等)

持物:エラリー・クイーン 著『シャム双子の秘密』( 越前敏弥・北田絵里子 訳 角川文庫)、北村薫 著『ニッポン硬貨の謎(エラリー・クイーン最後の事件)』(創元推理文庫)の2冊

※定員は先着順で15名とさせていただきます。
※各自で必要に応じて飲み物をご持参ください。会場内に飲み物の準備はございません。

申し込み :氏名・連絡先を明記のうえ、 sendai.mystery@gmail.com までご連絡ください。

※参加申し込み頂きました方へは、主催者側から受付完了のお知らせメールを返信いたします。

 これまでの読書会でも、様々な年代・性別の方にご参加いただいております。ぜひ気軽にご参加ください。また読書会終了後には懇親会を予定しておりますので、お時間のご都合がつく方は、こちらにもぜひご参加頂ければと思います。