ここ数年、日本で立て続けに刊行されているカリン・スローター。全世界での累計発行部数は3500万部を超えるベストセラー作家でありながら、日本での知名度が今ひとつだったスローターですが、“草食系”特別捜査官ウィル・トレントが活躍するシリーズが刊行されるにしたがい、お陰様で徐々にファンを増やしています。

 そのスローターが2018年8月に米国で上梓したばかりの1話完結の最新作『彼女のかけら』(上下)が2018年12月15日に刊行されます。

あらすじ
ショッピングモールで少年による銃乱射事件が発生。偶然居合わせた警察署通信係のアンディは、警官だと勘違いされ、銃口を突きつけられる。震える彼女の前に立ちはだかったのは母のローラ。ごく平凡に生きてきたはずの母親は、犯人のナイフを素手で受け止め、喉を掻き切った――顔色ひとつ変えずに。呆然とするアンディをよそに、事件の動画は全米に拡散。母は瞬く間に時の人となるが……。

 主人公にとってはどこにでもいる普通の母親が、ある日突然「知らない誰か」に変わります。母親にはいったいどんな秘密があるのか――。主人公は命を狙われ逃亡しながら、次第に母親の過去に近づいていきます。弊社からは3年ぶりとなるノンシリーズ作品は、上質なサスペンスであると同時に、「母と娘」という普遍的なテーマを描いた物語でもあります。

〈ウィル・トレント〉シリーズの読者なら大いにうなずいてくれると思いますが、スローターの最大の魅力は、登場人物そのものにあります。被害者や加害者だけでなく、すべての登場人物が取り繕われることなく生々しく描かれ、時に気持ち悪いほどに身近に感じられます。

 スローター曰く、「私にとってミステリーは、何が起こったのか、誰がやったのかを暴くというより、どういう人々なのかを描くことです」。本作はまさにその真骨頂といえます。

 本作の刊行にあたり、弊社ウェブサイトでは試し読みを大放出。まだスローター作品を手に取ったことがない方も、ぜひこの機会にスローターの世界に触れてみてください。

▼『彼女のかけら』試し読みはこちらから▼

(https://www.harpercollins.co.jp/samplepage/kakera/)

 また、『罪人のカルマ』の最後であの人があんなことをしたために、「続きはどうなっているんだ!」と拳を震わせてお待ちの皆様、ご安心を。〈ウィル・トレント〉シリーズ続編 Unseen は2019年初夏に刊行予定です。こちらもどうぞご期待ください。

ハーパーBOOKS編集部・N)

■Kindle版『彼女のかけら』■


 

 
■〈ウィル・トレント〉シリーズ■