さる3月に発表された第1回翻訳ミステリー大賞の受賞作ドン・ウィンズロウ『犬の力』。翻訳者・東江一紀氏に副賞として図書カード5万円分を贈呈いたしました。このたび東江氏から、その使い道についてご寄稿いただきました。(事務局)
わが家は計ったように5人家族なので、図書カード5万円分を5等分しました。
で、自分の分の5千円カード2枚、できればこれをポケットに忍ばせて、舌なめずりしつつ、でっかい書店の4、5軒も回りたいところではありますが、まだまだ日銭稼ぎに追われる身ゆえ、遠出はままならず、結局、ネット書店の検索で絞り込んだ本のISBN番号を書き留めて、地元の小さな書店に持っていき、取り寄せてもらうという、まったく芸のない(でも、それなりに心躍る)消費をさせていただきました。
買ったのは下記5冊です。注文後5日で、全部いっしょに届きました。
『死生学[1]死生学とは何か』島薗進・竹内整一(東京大学出版会) 2940円
『精神の哲学・肉体の哲学』木田元・計見一雄(講談社) 1995円
『数学ガール』結城浩(ソフトバンク クリエイティブ) 1890円
『数学ガール/フェルマーの最終定理』結城浩(ソフトバンク クリエイティブ) 1890円
『数学ガール/ゲーデルの不完全性定理』結城浩(ソフトバンク クリエイティブ) 1890円
計10,605円
ごちそうさまでした。(続く)