今年の真夏の読書探偵作文コンクールでは、翻訳書を取り扱っていらっしゃる出版社39社から推薦書をあげていただきました。ご協力くださった出版社の担当者のみなさま、どうもありがとうございます。

 きのうからきょうにかけて、各出版社からのメッセージと推薦書を社名の50音順に紹介しています。これは第3弾です。

※対象年齢はすべて出版社からの指定です。

※ここに掲載された作品からかならず選べ、ということではありません。あくまで本選びの参考になさってください。

※プリントアウトできるリストのPDF版は現在作成中です。来週末にサイトに載せる予定です。

【武田ランダムハウス】

殺人は出てきても、暖かい雰囲気で、おしゃれで、あと味のよいコージー・ミステリーはいかがですか? 主人公たちの活躍を読み終わったら、巻末に付いているレシピで、ぜひお菓子作りや料理に挑戦してみて下さい。(文芸・文庫編集部 染田屋茂さん)

(指定なし)『名探偵のコーヒーのいれ方〈コクと深みの名推理1〉』

(指定なし)『ディミティおばさまと村の探偵〈優しい幽霊6〉』

(指定なし)『とんでもないパティシエ〈ダイエット・クラブ5〉』

(指定なし)『ウェディングケーキにご用心〈カップケーキ探偵1〉』

【東京創元社】

 東京創元社ではミステリ・ファンタジー・SFなど、多くのすぐれた翻訳書を紹介しつづけていますが、今回はその中から、物語そのものの面白さに重点をおいて四作品を選びました。楽しんでいただけますように。(編集部 宮澤正之さん)

【小学校中学年から】『魔使いの弟子』

【小学校中学年から】『古時計の秘密』

【小学校高学年から】『うちの一階には鬼がいる!』

【中学生から】『心のナイフ』(上・下)

【のら書店】

 仙人先生とクマ生徒の物語『クマと仙人』、おばあちゃんネズミが子どもたちへ贈る物語『おばあちゃんのすてきなおくりもの』。どちらもやさしさとユーモアに満ちた、心あたたまる名作です。(担当者のかた)

【小学生向け】『クマと仙人』

【小学生向け】『おばあちゃんのすてきなおくりもの』

【早川書房】

 せっかくの夏休み、変わった世界をのぞいてみませんか。ねじれた話、少しおかしな話、怖い話、いろいろそろえました。きっとあなたの気に入る話に出会えますよ。最後の一冊はおまけです。勇気ある方はぜひ感想を!(編集部 善元温子さん)

(指定なし)『あなたに似た人』

(指定なし)『マジック・フォー・ビギナーズ』

(指定なし)『猫のゆりかご』

(指定なし)『ミミズ・フライの食べ方』

【原書房】

 食いしん坊な探偵さんはご注目! チーズ専門店やドーナツショップを舞台にした、美味しいものがたっぷり登場するミステリはいかが? そして探偵といえばホームズ! ホームズ好きにはたまらない短編集もどうぞ。(編集部 相原結城さん)

(指定なし)『名探偵のキッシュをひとつ』

(指定なし)『午前二時のグレーズドーナツ』

(指定なし)『アガサ・レーズンの困った料理』

(指定なし)『エドワード・D・ホックのシャーロック・ホームズ・ストーリーズ』

【PHP研究所】

 子どものためにナイロビマラソンで優勝した実在の母親がモデルの『走れ!マスワラ』。そして、作曲家の生涯と遺髪の科学分析を追った『ベートーヴェンの真実』。両方とも本当にあったことをもとに書かれたお話です。(児童書出版局ヤング文芸出版部 阿達ヒトミさん)

【小学校高学年向け】『走れ!マスワラ』

【中学〜高校生向け】『ベートーヴェンの真実』

【評論社】

 アニメや映画にもなった愉快な北欧の物語、身近な所に不思議があることを教えてくれるお話、傷ついた心をおばあちゃんの料理が癒してくれるお話、W杯優勝のキーパーにまつわる秘密を描いた物語、全部面白いですよ!(編集部 岡本稚歩美さん)

【小学校中学年から】『小さなバイキング ビッケ』

【小学校高学年から】『ササフラス・スプリングスの七不思議』

【小学校中学年から】『トレッリおばあちゃんのスペシャル・メニュー』

【中学生から】『キーパー』

【福音館書店】

 福音館書店は今年で創立60周年になります。創立当初より海外の翻訳絵本や童話などを積極的に紹介してきました。世界の様々な物語を楽しんでください。(広報宣伝部広報宣伝課 鈴木達也さん)

【4才から】『エディの ごちそうづくり』

【小学校中学年から】『ピートのスケートレース −第二次世界大戦下のオランダで−』

【小学校中学年から】『おめでたこぶた その1 四ひきのこぶたとアナグマのお話』

【小学校高学年から】『ドレスを着た男子』

【冨山房】

 「ウィロビー・チェースのオオカミ」にはじまる「ダイドーの冒険シリーズ」は、イギリスの架空の時代を舞台に、子どもたちが思いがけない事件に巻き込まれながら、知恵と勇気で困難を切り抜け成長していく冒険談です。(担当者のかた)

【小学校中学年から】『<ダイドーの冒険>シリーズ 1 ウィロビー・チェースのオオカミ』

【小学校高学年から】『<ダイドーの冒険>シリーズ 2 バタシー城の悪者たち』

【小学校高学年から】『<ダイドーの冒険>シリーズ 6 ダイドーと父ちゃん』

【小学校高学年から】『<ダイドーの冒険>シリーズ 7 少女イス 地下の国へ』

【扶桑社】

 若い皆さんへ。同世代の主人公が、絶望的な状況にのたうち回りながら立ち向かう物語を紹介します。読みやすい翻訳小説などありません。かじりつき、呑み下してください。若き日に摂取した毒は必ず薬になりますから。(書籍編集部 吉田淳さん)

(指定なし)『チョコレート・ウォー』

(指定なし)『死のロングウォーク』

(指定なし)『神と野獣の都』

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