■「フランスミステリベスト100」結果発表!(その2)
【フランスミステリベスト100結果発表!(その1)】はこちら
続いて、31位〜69位です。
【31位(25ポイント/5票) 2作】
- 『死体をどうぞ』シャルル・エクスブライヤ
- 『私のすべては一人の男』ボアロー&ナルスジャック
『私のすべては一人の男』は日下三蔵氏が「翻訳ミステリー大賞シンジケート」への寄稿「なぜ文庫にならなかった!? 埋もれた傑作、ベスト5 その3」(2009-11-24)で挙げている作品。
【33位(23.5ポイント) 2作】
- 『ニコラ警視の事件1 ブラン・マントー通りの謎』ジャン=フランソワ・パロ(3票)
- 『夜鳥(よどり)』(短編集)モーリス・ルヴェル(5票)
仏文学翻訳家の中川潤氏が今年、(1編を除き)『夜鳥』未収録の短編を集めたルヴェルの作品集をKindleで2冊出版している。
【35位(23ポイント/5票)】
- 『狂人の部屋』ポール・アルテ
【36位(22.5ポイント/5票) 2作】
- 『エッフェル塔の潜水夫』カミ
- 『悪魔の舗道』ユベール・モンテイエ
※『悪魔の舗道』はアマゾンにデータなし
【38位(20ポイント/4票)】
- 『長い日曜日』セバスチアン・ジャプリゾ
【39位(19.5ポイント/4票) 2作】
- 『森の死神』ブリジット・オベール
- 『「そして誰もいなくなった」殺人事件』ジャックマール&セネカル
【41位(19ポイント/3票) 2作】
- 『新車の中の女』セバスチアン・ジャプリゾ
- 『墓場なき野郎ども』ジョゼ・ジョバンニ
【43位(18.5ポイント/3票)】
- 『技師は数字を愛しすぎた』ボアロー&ナルスジャック
【44位(18ポイント/2票)】
- 『論理は右手に』フレッド・ヴァルガス
【45位(17ポイント) 2作】
- 『悪魔のような女』ボアロー&ナルスジャック(5票)
- 『青チョークの男』フレッド・ヴァルガス(2票)
【47位(16.5ポイント) 3作】
- 『おれは暗黒小説だ』A・D・G(アー・デー・ジェー)(4票)
- 『殺人者なき六つの殺人』ピエール・ボアロー(3票)
- 『死者の中から』【別題:めまい】ボアロー&ナルスジャック(3票)
【50位(16ポイント) 2作】
- 『悪童日記』アゴタ・クリストフ(3票)
- 『マラヴィータ』【旧題:隣りのマフィア】トニーノ・ブナキスタ(2票)
【52位(15.5ポイント) 2作】
- 『彼の個人的な運命』フレッド・ヴァルガス(3票)
- 『リコ兄弟』ジョルジュ・シムノン(2票)
【54位(15ポイント) 3作】
- 『シンドロームE』フランク・ティリエ(3票)
- 『七匹の蛾が鳴く』フランク・ティリエ(2票)
- 『キャンティとコカコーラ』シャルル・エクスブライヤ(2票)
【57位(14.5ポイント) 3作】
- 『クリムゾン・リバー』ジャン=クリストフ・グランジェ(3票)
- 『鏡の中のブラッディ・マリー』ジャン・ヴォートラン(2票)
- 『男の首』ジョルジュ・シムノン(2票)
【60位(14ポイント/2票) 3作】
- 『死刑台のエレベーター』ノエル・カレフ
- 『記憶のための殺人』ディディエ・デナンクス
- 『黒衣婦人の香り』ガストン・ルルー
【63位(13.5ポイント/2票) 6作】
- 『二千万ドルと鰯一匹』カトリーヌ・アルレー
- 『甦える旋律』フレデリック・ダール
- 『生きていたおまえ…』フレデリック・ダール
- 『穢れなき殺人者』ブリス・ペルマン
- 『バーネット探偵社』(短編集)モーリス・ルブラン
- 『オペラ座の怪人』ガストン・ルルー
【69位(12.5ポイント/2票)】
- 『黄金の檻』カトリーヌ・アルレー
本日夜サイト掲載予定「フランスミステリベスト100」結果発表!(その3)に続く。
松川 良宏(まつかわ よしひろ) |
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アジアミステリ研究家。『ハヤカワ ミステリマガジン』2012年2月号(アジアミステリ特集号)に「東アジア推理小説の日本における受容史」寄稿。「××(国・地域名)に推理小説はない」、という類の迷信を一つずつ消していくのが当面の目標。 Webサイト: http://www36.atwiki.jp/asianmystery/ twitterアカウント: http://twitter.com/Colorless_Ideas |