『戦慄のウイルス・テロを阻止せよ!』上下/Plague Ship
クライブ・カッスラー、ジャック・ダブラル/伏見威蕃訳
ソフトバンク文庫NV/定価各683円(税込)/発売中/ISBN上978-4-7973-5180-4下978-4-7973-5181-1
海洋冒険小説の王者が放つ〈オレゴン・ファイル〉最新刊
大量の死体を載せ、無人で漂う巨大船。その陰に、史上最強のウィルスが!
無人のまま、インド洋を漂う巨大クルーズ船。現場を通りがかったカブリーヨたち〈オレゴン号〉の乗組員たちは、船から数百に及ぶ大量の死体を発見した。人々は出血性ウィルスに冒されて死亡したように見えたが、感染経路が不明だった。カブリーヨたちは船内から唯一の生存者の女性を救出し、クルーズ船をチャーターしていたのが、地球の人口を抑制することを目的とする巨大組織〈レスポンシヴィスト〉であると知る。船にウィルスをまいたのは〈レスポンシヴィスト〉の犯行か? なぜ同じ組織のメンバーまで大量に虐殺したのか? 折りしも〈オレゴン号〉の機関長の息子が行方不明になるという事件が発生。彼が組織に洗脳され、拉致されたことを知ったカブリーヨは奪回のため、ギリシャの島にある組織の施設に乗り込む。が、恐るべき陰謀の時は刻一刻と近づいていた!
[著者紹介]
クライブ・カッスラー(Clive Cussler)
1965年から執筆活動をはじめ、1973年に架空の組織であるNUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官ダーク・ピットのシリーズ第1作『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。以後、同シリーズをはじめ、作品は世界的なベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船を発見している。