『暁に消えた微笑み』/GOOD MORNING DARKNESS

ルース・フランシスコ(Ruth Francisco)/芹澤恵・訳

朝焼けの浜辺に流れついた一本の腕。ダイヤの指輪をはめたその腕の主はいったい——。時同じくして、海辺の家に住む美しい女性、ローラが忽然と姿を消した。恋人スコットに別れを告げてからというもの、ストーカー行為に悩まされていた彼女。まさかスコットがローラに何か? 彼女から相談を受けていたLAPDの刑事レジーは、どうしても気になって、ローラの足取りを追いはじめる。すると、近寄ることもできないはずのスコットが彼女の持ち物を処分していたり、周辺で不審なことが色々と起こっていた! あの腕はやはりローラのものなのか、それとも……。スリルあふれるサスペンス。

『誰かがわたしを壊す前に』/TOWELHEAD

アリシア・エリアン(Alicia Erian)/池田真紀子・訳

13歳の少女ジャジーラは、人より早く大人びてきた体をどこか恥ずかしく感じていた。あるとき恋人と暮らす母親のところを追い出され、テキサスに住む父親に引き取られる。父は厳格で頑固な人物で、彼女にとても厳しくあたった。父の監視におびえる息苦しい日々のなか、彼女は隣に住む中年男性の優しい態度に心を許すのだが、その関係はいつしかある歪んだものへと形を変えていってしまう。

ただ愛されたかっただけ、自分の大切なものが壊されるなんて思ってなかった……。傷つきながらもひたすらに愛を求める彼女を待つものは? 大人へと変わりゆく少女のたどる強烈な日々をリアルに描いた衝撃作!

『ラブリー・ボーン』/THE LOVELY BONES

アリス・シーボルト(Alice Sebold)/イシイシノブ・訳

14歳で殺されてしまった少女スージー。なんでも願いが叶う天国にいても、たったひとつの願いは叶わない——それは愛する人のそばにいたいということ。突然彼女を失った悲しみでおかしくなった家族を助けたい。もっと恋をしたい。自分を殺した犯人はあいつだって教えたい——届かぬ想いを抱きながら せつなく地上を見守るスージーに ある奇跡が……。

世界中にセンセーションを巻き起こしたベストセラー小説、ついに奇跡の映画化!

『ゴシップガール 1』/GOSSIPGIRL

セシリー・V・Z(Cecily von Ziegesar)/鹿田昌美・訳

ここは、マンハッタンのアッパーイースト・サイド——いわゆる“セレブな人たち”が住むところ。なかでもセリーナは、女子なら誰でも彼女のようになりたいと思い、男子なら誰でも彼女にしたいと思う“トクベツな”女の子。そんなS(セリーナ)がNYに帰ってきた!! おもしろくないのは、Sの親友で代わって女王の座についたブレア(B)とその取り巻きの女の子たち……さあ、どうなる?仲間うちの“ヒミツ”を次々とリークする情報サイトの謎の管理人“ゴシップガール”が、この話を見逃すはずはない!!

全世界で大ベストセラー、全米の女の子を熱狂させた大人気海外ドラマ原作本編、ついに待望の文庫化!

『ゴシップガール 2』/GOSSIPGIRL YOU KNOW YOU LOVE ME

セシリー・V・Z(Cecily von Ziegesar)/鹿田昌美・訳

はぁい、みなさん! とうとう受験シーズンね。でも、B(ブレア)はN(ネイト)と素敵な一夜を過ごすことで頭がいっぱい。なのにNったら、ウソでしょう……!? 気になるS(セリーナ)は、最近D(ダン)とますますイイ感じ。でも油断は禁物、よね。私、よーく観察しておくね。

——今日も“ウワサ話”の宝庫、謎の管理人GGが運営する“ゴシップガール・ネット”には気になるリークが飛び交っている。いつだって注目の的、パーフェクトな二人組S&Bの険悪な関係は修復できるのか!?世界中で大ベストセラー、大人気ドラマ原作、ますます気になるGGワールドから目が離せない!!

『この邪悪な町にも夜明けが イヴ&ローク22』/Origin in Death

J・D・ロブ(J.D.Robb)/小林浩子・訳

2059年11月のニューヨーク。老齢の著名な美容形成外科医が、専用オフィスで心臓を刃物で刺されて殺された。防犯カメラには犯人とおぼしき美貌の女性の姿が映っていたが、その行方は杳として知れない。捜査に邁進するイヴたちは、被害者が何人もの若い女性を被験者として不可解な実験をおこなっていたことを突き止める。が、そんな折、まったく同一の手口による第二の殺人事件が発生。謎を追うイヴとロークがやがてあばくのは、想像を絶する恐ろしい真実だった!

大人気シリーズ、いよいよ第22弾登場(巻末に「ボーナス・クイズ」を収録)。

『炎の山稜を越えて? アウトランダー17』/A Breath of Snow and Ashes

ダイアナ・ガバルドン(Diana Gabaldon)/加藤洋子・訳

1773年春、独立戦争まであと2年、クレアたちが暮らす山深い地にも戦火の兆しが見えはじめていた。周辺の家々が何者かに襲われ全焼し、住人が死体で見つかるというむごたらしい事件が起きていたのだ。その悲惨な光景にクレアは新聞記事に書かれた自分たちの運命を重ね合わせずにはいられなかった。そしてジェイミーは英国支配を認める王党派とも独立派とも等しく距離を保とうと苦慮するが、そんな彼に反感を抱く者たちに不穏な動きが……

『時の旅人クレア』『ジェイミーの墓標』『時の彼方の再会』『妖精の丘にふたたび』『燃ゆる十字架のもとに』につづくシリーズ待望の第6弾!

『嘘はオアシスに眠る』/SHADOW DANCE

ジュリー・ガーウッド(Julie Garwood)/鈴木美朋・訳

警察やFBI、様々な法執行機関に携わる大家族に育ちながら、コンピュータビジネスで成功を収める異色の才媛ジョーダン。親友と兄の一人の結婚式で風変わりな大学教授と知り合った彼女は、両家の祖先にあたるスコットランド氏族に因縁めいた伝説があると聞き、教授の住むテキサスの田舎町へやってきた。だが直後、教授の他殺体が発見され、ジョーダンに嫌疑がかけられる。報せを受け現れたのはFBI捜査官のノア——彼は兄の同僚であり、抗いきれない魅力でジョーダンの心乱す男だった。そんな矢先、新たな死体が見つかり、素朴な町は意外な素顔を見せはじめ……。ロマンスの名手が贈る話題作!