『ノストラダムス 封印された予言詩』(上・下)/THE NOSTRADAMUS PROPHECIES
マリオ・レディング(Mario Reading)/務台夏子・訳
新潮文庫/定価:本体各667円(税別)/
ISBN:上巻=978-4-10-217521-7 下巻=978-4-10-217522-4
あの予言には続きがあった!
フランス王家を心酔させた大預言者ノストラダムス。世界滅亡をも予言したといわれる彼が遺した四行詩は10世紀分、1000篇。だが、現存しているのは942篇——残りの58篇はどこに?
ときは現代——。ふたりの男が同時に四行詩の手がかりを得たことで、失われた予言詩をめぐる熾烈な競争が始まった。その一人であるアメリカ人作家サビアは、ジプシー惨殺事件の嫌疑をかけられて逃亡していた。そして彼を追い続けるフランス外人部隊の元兵士。やがてサビアは、ジプシーのあいだで伝わる暗号めいた四行詩の存在を知る。その中に出てくる“黒い処女像”が意味することは? フランス・パリからサモワ地方へ、そしてスペインへと続く探索行の果てに、サビアの前に現れたのは……。明らかになる歴史の闇、1999年を乗り越えた人類を待つ運命とは?
ノストラダムス研究の第一人者が挑む世紀の謎、圧巻の歴史冒険ミステリ!