虐待 コクウィットラム連邦警察署ファイル/THE FRAILTY OF FLESH (2008)
サンドラ・ラタン(SANDRA RUTTAN)/中井京子・訳
集英社文庫/定価1050円(税込)/1月20日
4歳の男の子が撲殺死体で発見された。近くで保護された兄、行方がわからない姉、不審な態度の両親。裕福な5人家族にいったい何が起きたのか。いっぽうで10年前に解決したはずの少女惨殺事件が再び動き出す。恋人だった少年が逮捕されて服役していたのだが、今あらためて無実を訴えているという。少女の母は怒りととまどいでパニックになるが、やがて意外な事実が少しずつ明らかになり……。捜査にあたる刑事の私人としての悩みも織り交ぜて、現代人が直面する複雑な家庭事情や苦悩を浮き彫りにする。クレイグ、アシュリン、テインの3刑事が活躍する“コクウィットラム連邦警察署ファイル”シリーズ第2弾。
●サンドラ・ラタン公式サイト→ http://sruttan.wordpress.com/