ヒマラヤの黄金人を追え!(上・下)The Kingdom(2011)

クライブ・カッスラー、グラント・ブラックウッド (Clive Cussler, Grant Blackwood) /棚橋志行訳

 定価:630円(上下各・税込)/3月22日発売

 上:ISBN: 978-4797365450/下:ISBN: 978-4797365467

トレジャーハンターのファーゴ夫妻がヒマラヤを舞台に、

“禁断の王国”ムスタンの秘宝を追う!

海洋冒険小説の王者カッスラーが放つ、知的興奮にあふれる〈トレジャーハンター〉シリーズ、待望の第3弾!

【上】

 トレジャーハンターのファーゴ夫妻は、大富豪のキングから突然の依頼を受けた。行方不明の私立探偵アルトンを探し出せという。彼は38年前にネパールで考古学の調査中に失踪した、キングの父親ルイスの手がかりを追っていた。なぜ、大富豪が公的機関に協力も求めず、長年ひそかに父親を探しているのか? キングに不信感を抱きつつネパールに飛んだ夫妻のまえに、ヒマヤラの秘境の存在が浮かぶ。このムスタン王国こそ、ルイスが魅力にとりつかれていたという「禁断の王国」だった……

【下】

 ルイスが保管していた羊皮紙には、数百年前、ムスタン王国の兵士たちが〈テウラン〉と称される謎の品を運び出す計画が書かれていた。侵略者の略奪から守ろうとした〈テウラン〉は王国の宝物なのか? ファーゴ夫妻はルイスが消息を絶ったヒマラヤの峡谷を訪れ、洞窟の奥深くに神秘的な収納箱を発見した。〈テウラン〉が〈黄金人〉との異名をとることを突きとめた夫妻に、箱を追うキングの執拗な追手が! ファーゴ夫妻が人類の進化の壮大な謎に挑む、シリーズ第3弾!

クライブ・カッスラー (Clive Cussler)

1965年から執筆活動をはじめ、1973年に架空の組織であるNUMA(国立海中海洋機関)に所属する特殊任務官ダーク・ピットのシリーズ第1作『海中密輸ルートを探れ』で作家デビュー。以後、同シリーズをはじめ、作品は世界的なベストセラーとなっている。印税をもとに実際にNUMAを設立し、多くの沈没船や行方不明船を発見している。

棚橋志行(たなはし しこう)

翻訳家。東京外国語大学外国語学部英米語学科卒。主な訳書に『アステカの秘密を暴け!』クライブ・カッスラー、グラント・ブラックウッド(ソフトバンク クリエイティブ)、『原潜デルタ?を撃沈せよ』ジェフ・エドワーズ(文藝春秋)、『キース・リチャーズ自伝 ライフ』キース・リチャーズ(楓書店)。他多数。

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