滅亡の暗号(上・下)/ 12.21 (2012)
ダスティン・トマスン(Dustin Thomason)/柿沼瑛子訳
定価:本体上=590円 下=550(税別)/
ISBN:上巻=978-4-10-218251-2 下巻=978-4-10-218252-9
2012年12月21日、人類は滅びるのか?
カウントダウンは始まっている!
12月21日——。古代マヤ暦が不気味な未来を暗示するその日まで残り10日、ロサンゼルスでは謎の伝染病が広がりつつあった。医師スタントンは懸命に治療法を探すものの結果は思わしくない。同じ頃、学芸員のシェルの元には盗品と思われるマヤの未知の絵文書が。世界的発見に心震わせ、解読を始めた彼女だったが……。
そして、いよいよ滅亡までに残された時間は一週間。謎の伝染病による死者は、世界中で増え続ける一方だった。患者第一号が中南米からの入国者であることを突き止めたスタントンは、だが有効な手立てを得られず苛立っていた。一方、シェルはこの伝染病の治療方法は、手に入れたマヤの絵文書を解読するよりないと直感するが——。
スタントンとシェルは、人類滅亡のカウントダウンを止められるのか?
あの名作『フランチェスコの暗号』から8年、今回著者が挑むのは、1000年の時空を超える、壮大なタイムリミット・ミステリ!(解説:三橋曉)