殺人者の娘たちThe Murderer’s Daughters(2011)

 ランディ・マイヤーズ Randy Susan Meyers/鹿田昌美・訳

 定価:998円(税込)/刊行日:2013/6/26

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父が母を殺した。残された幼い姉妹は試練をどう乗り越えるのか。

 1971年、ニューヨーク。ルルとメリーの幼い姉妹は母と3人で暮らしていた。父は母と不仲で別居していたが、母への未練を捨てられずに、何とかより戻そうとしていた。ある日、母娘が暮らす家に、酔ったいきおいで押し入った父は、つれない態度の母と口論の末、刺し殺してしまう。

 殺された母と、殺人犯として獄中の人となる父。姉妹は一瞬にして両親を失い、“殺人者の娘”としてレッテルを貼られ、孤独な人生を歩み始める。

 酔った父を家に入れてしまった姉のルルはひたすら自分を責めて父を憎み、幼すぎた妹のメリーは事態を理解できず、父恋しさのあまり刑務所に面会に通う。

 姉妹の人生を事件から30年近くにわたってたどり、家庭の持つ残酷さと再生を描く。

●Website of author Randy Susan Meyers

http://www.randysusanmeyers.com/the-murderers-daughters/

●『殺人者の娘たち』予告篇