2004年、世界的ミステリ作家アガサ・クリスティーの別荘だったグリーンウェイ・ハウスが整理され、そこから未発表の短篇2篇を含む、クリスティーの創作ノートが発見されました。

クリスティー研究家ジョン・カランが、5年の歳月をかけてそれらのノートを読み解いた成果が『アガサ・クリスティーの秘密ノート』(上下巻、ジョン・カラン著/山本やよい、羽田詩津子訳/早川書房クリスティー文庫/4月9日発売)です。

短篇2篇の翻訳に、ノートの実物写真と対照したカランの解説を合わせて、いままで誰も知らなかったクリスティーの創作の秘密に迫っていきます。

この本の発売を記念し、本サイトの管理人でもある書評家の杉江松恋をナビゲーターに、毎回ミステリ系のゲストを迎えて贈る青山ブックセンター六本木店オリジナルイベント「杉江松恋の○○トーク」(まるまるとーく)の第1回ゲストとして、『アガサ・クリスティーの秘密ノート』の翻訳者のひとり、羽田詩津子さんが登場します。その名も「クリスティートーク」。作品やそのひととなり、小説作法についてなど、ミステリの女王アガサ・クリスティーを縦横無尽に語ります。

■2010年4月20日(火)19:00〜 

■会場:青山ブックセンター六本木店

■電話予約&お問い合わせ電話:青山ブックセンター六本木店・03-3479-0479

■受付時間: 月〜土・祝 10:00 〜 翌朝5:00

         日 10:00 〜 22:00

(※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。御注意下さい。)

■受付開始日:2010年 4月9日(金)10:00〜(六本木店頭および電話にて受付)

*1:店内でのイベントです。ほとんどの方は40〜50分のトークをお立ち見となります。ご了承ください。

*2:参加は無料ですが、ご予約ください。

*3:トーク終了後にサイン会がございます。同じく2010年4月9日(金)朝10時より、青山ブックセンター六本木店にて、ジョン・カラン著、羽田詩津子、山本やよい訳『アガサ・クリスティーの秘密ノート』(早川書房 クリスティー文庫 上下各840円税込)をお買い上げの方に、羽田詩津子さんのサイン会整理券が配布されます。

杉江松恋のサインは、イベント当日、六本木店にて松恋の著作をお買い上げの方にレジにて整理券が配布されます。

古書の持込みはご遠慮ください。また色紙など、本以外のものにはサインをいたしません。以上ご了承の上、ご参加ください。

詳しくは青山ブックセンターの下記サイトをご覧ください。

http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201004/_vol1.html

羽田詩津子(はた・しずこ)

英米文学翻訳家。訳書に『アクロイド殺し』『予告殺人』(クリスティー)、『猫は殺しをかぎつける』(ブラウン)、『スイート・ホーム殺人件』(ライス)他多数。著書に『猫はキッチンで奮闘する』がある。その他、《共同通信》や〈BSブックレビュー〉のレビュアーなども務める。

杉江松恋(すぎえ・まっこい

1968年東京生まれ。ミステリ評論家、文筆家。おもな著作に『バトル・ロワイアル2 鎮魂歌』『バトル・ロワイアル2 外伝—3‐B 42 Students』(太田出版)、『口裂け女』(富士見書房)、『これだけは読んでおきたい名作時代小説100選』(アスキー新書)などがある。《SPA!》《時事通信》《ar》《ミステリマガジン》《ミステリーズ》などで数多くの書評を手掛ける。