今回のスニークは大御所の大河小説に、北欧・ドイツの“あの”人気シリーズが登場!

 海外ミステリの新作情報をお届けする「海外ミステリスニークプレビュー」、その第4回が5/11(土)15時より新宿ビリビリ酒場にて開催されます。第3回に続き若林踏と当サイト“書評七福神”のひとり、酒井貞道がレビュアーとして再降臨しますぞ。

 さて、気になる紹介作品のラインアップはと言うと……

【1】『時のみぞ知る—クリフトン年代記 第1部—』ジェフリー・アーチャー(新潮社)

 これ、発売中の商品ですが、御大アーチャー(今年4月で73歳!)の新作、しかも100年に及ぶサーガの第1部とあっては紹介しないわけにはいかないでしょう。

【2】『特捜部Q —カルテ番号64—』ユッシ・エーズラ・オールスン(早川書房)

 巷では「カールと愉快な仲間たち」と呼ばれ、すっかり親しまれるシリーズとなったデンマーク発の警察小説「特捜部Q」第4作。ある女性の復讐劇に、カールとアサドのコンビが挑みます。

【3】『白雪姫には死んでもらう』ネレ・ノイハウス(東京創元社)

 第4回翻訳ミステリー大賞最終候補作にもなった『深い疵』に続く、「刑事オリバー&ピア」シリーズです。スペシャルゲストとして翻訳者の酒寄進一さん、そして「ドイツ・ミステリ酒場」でお馴染みマライ・メントラインさんが登場予定、これまでのスニークとは違った、ちょっと面白いことがあるかも。

 そして「スニーク」終了後17時より、今回もやります。

「ビリビリ酒場 ワンコイン読書会」!

 第2回の課題本は、ズバリこれ。

フェルディナント・フォン・シーラッハ『コリーニ事件』(東京創元社)

 シーラッハ初の長編、しかも迫真の法廷劇というだけあって既に各所で話題沸騰の本作。私、若林踏も「ああ、レビュートークもいいけど、一刻も早く多くの人とこの物語の感想をシェアしたい」と、「第三回スニークプレビュー」のゲラ読みの時点で読書会を開いちまおうと決意したくらいでした。

 今回のワンコイン読書会には、「スニーク」より引き続き酒寄さん、マライさんも参加予定、ドイツの裁判所の様子などがわかる貴重な資料をお持ちいただけるとのこと。作品内の場面をより深く理解できる、絶好のチャンスです。

 ゴールデンウィーク中、新しくオープンしたアウトレットやニコニコ超会議にも行かず家でゴロゴロしているあなた、ここはひとつ、シーラッハ読んで読書会に参加してみてはいかがでしょうか?

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Live Wire 13.5.11(土) 最速!海外ミステリ先読みスニークプレビュー#4

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Live Wire 13.5.11(土) Biri-Biri酒場ワンコイン読書会(2) シーラッハ『コリーニ事件』

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若林 踏(わかばやし ふみ)

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 ライター。挟名紅治の生まれ変わり。『ミステリマガジン』や書評サイト『bookjapan』等で主にミステリ小説の書評を中心に書いています。本読み以外の趣味は刑事ドラマ鑑賞。好きな刑事は「大都会PartII」の徳吉刑事。

 ツイッターアカウントは @sanaguti