500円玉一枚と課題本さえあれば参加できるお手軽イベント、「ワンコイン読書会」。著者のデイヴィッド・ゴードン来日イベントも重なり大いに盛り上がった『二流小説家』読書会に続く第四弾は、北欧ミステリの最注目株、アーナルデュル・インドリダソン『湿地』を課題本に開催します。開催日時は、7月7日17時、つまり七夕の日!

 総人口わずか三十万人の国、アイスランドの首都・レイキャビクで起こった老人殺し。杜撰で不器用、典型的な“アイスランドの殺人”と思われた事件は、現場に残された三つの単語から成るメッセージによって、仄暗く、重い“血”の物語へと変貌する。

 狭い国土の中に隠された真実を、どこまでも、どこまでも掘り下げていく物語は、マンケルの〈ヴァランダー〉シリーズ、あるいはオールスンの〈特捜部Q〉シリーズといった、時にワールドワイドな視座で展開する他の北欧警察小説とは違った魅力を湛えています。そして、それは同日開催の「海外ミステリスニークプレビュー」で紹介予定の最新邦訳『緑衣の女』にも共通して言えることなのです。

 今回の「ワンコイン読書会」では『緑衣の女』発売記念として前作『湿地』を題材に北欧の巨人インドリダソンを徹底解剖します。もちろん、今回も読書会前に開催される「海外ミステリスニークプレビュー」をご観覧いただいた方は、『湿地』読書会は無料で参加できます。読書会終了後には同会場で懇親会も開く予定。

「スニークプレビュー」「『湿地』読書会」の詳細情報については下記をご覧ください。

 なお、第6回「海外ミステリスニークプレビュー」のプログラムについては本日夕方以降にシンジケートでアップされる予定です。

 今回、『緑衣の女』の紹介では若林踏、酒井貞道に続くスニーク第3のレビュアーが登場します。果たして七夕の日、新宿の地に降り立つスペシャルレビュアーの正体は一体誰か? どうぞお楽しみに。

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Live Wire [187] 13.7.7(日) Biri-Biri酒場ワンコイン読書会#4 アーナルデュル・インドリダソン『湿地』

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Live Wire [186] 13.7.7(日) 最速!海外ミステリ先読みスニークプレビュー#6

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若林 踏(わかばやし ふみ)

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 ライター。挟名紅治の生まれ変わり。『ミステリマガジン』や書評サイト『bookjapan』等で主にミステリ小説の書評を中心に書いています。本読み以外の趣味は刑事ドラマ鑑賞。好きな刑事は「大都会PartII」の徳吉刑事。

 ツイッターアカウントは @sanaguti