うだるような暑さがちょこっと和らぎ、秋の気配が近づいてまいりました。

 各種年度末ベストはもうすぐそこまで来ていますね。今年のナンバー1の小説はもう決まっていますか?

 まだという方、9/7(土)18:00より開催の第8回最速!海外ミステリ先読みスニークプレビューに遊びに来ませんか?

 そもそも「スニークプレビュー」って何?という方のために、念のためご説明を。

「スニークプレビュー」とは、新宿ビリビリ酒場にて月イチで開催されているライヴ型書評イベントのことです。発売前の海外ミステリ新作を、若手ミステリ書評家達がゲラの段階で先読み→生トークでレビュー、というのがイベントの基本の流れ。

「小説のレビュートークなんて、堅っ苦しいんじゃないの?」と思っているあなた、

とりあえずこの前回のスニーク音声をぜひ聞いてみてください。

http://golivewire.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/7-735f.html

 どうです、かなり自由闊達な感じで喋ってるでしょ?

 現在イベントの中心となっているのは、新米ミステリ書評家・若林踏と、若林よりも(ちょこっと)先輩のレビュアー・酒井貞道氏の二人です。まだまだお尻の青い若林を、酒井氏が鋭角な作品批評とクラシック音楽への愛でビシバシと攻めるのが、最近イベントの目玉になりつつあるらしい——本当か。

 ともかく、料金たったの500円で海外ミステリの最新情報が聞けちゃう(そして作家本人も時々ふらっと来たりする。デイヴィッド・ゴードンとか)おいしいトークイベントでございます。

 さて、それでは9/7に紹介する作品のラインアップをご紹介します。

  『亡国の薔薇』イモジェン・ロバートスン(東京創元社) 

  『カルニヴィア1 禁忌』ジョナサン・ホルト(早川書房)

  『ハンティング』ベリンダ・バウアー(小学館)

  『予期せぬ結末(2)』チャールズ・ボーモント(扶桑社)

 そして今回、『予期せぬ結末(2)』では編著者の井上雅彦さん、翻訳者の植草昌実さん、扶桑社担当の吉田淳さんにスペシャルゲストとしてお越しいただくことが決定しました。

 そもそもこの短編集シリーズはどのように始まったのか?今後登場する予定の作家は?などなど、前作のジョン・コリアを含め「予期せぬ結末」シリーズ全体の構想をぜひ伺いたいと考えています。ボーモントに関する特別な映像資料も当日持ってきていただけるとのこと。これは楽しみです。

 お時間ある方、ぜひ気軽にお越しください。お待ちしています。

とき:9/7(土)18:00開始(17:30開場)

ばしょ:新宿ビリビリ酒場

    地図はこちら→http://go-livewire.com/theater.html

料金:500円

ご予約方法:以下のサイトで受け付けております。

      http://go-livewire.com/index.html

      http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=62209809

若林 踏(わかばやし ふみ)

20130107225440_m.gif

 ライター。挟名紅治の生まれ変わり。『ミステリマガジン』や書評サイト『bookjapan』等で主にミステリ小説の書評を中心に書いています。本読み以外の趣味は刑事ドラマ鑑賞。好きな刑事は「大都会PartII」の徳吉刑事。

 ツイッターアカウントは @sanaguti