『深い疵』で人気を博したネレ・ノイハウスの警察小説〈刑事オリヴァー&ピア〉既刊3冊+著者パンフレットを5名様にプレゼント!(東京創元社S)

 みなさまこんにちは。いつも〈冒険小説にはラムネがよく似合う〉でお世話になっております東京創元社Sです。このたび〈ドイツミステリの女王〉と言われるネレ・ノイハウスの新作『死体は笑みを招く』発売にあたり、既刊の『深い疵』『白雪姫には死んでもらう』『悪女は自殺しない』の3冊、そしてドイツでしか手に入らないフルカラーの著者パンフレットのセットを抽選で5名様にプレゼントしちゃうぜ! というお知らせにまいりました。すでに弊社HPで告知済みですが、応募締切が10月28日(金)なので、まだまだ受付中なのです!

 シリーズをご存じない方のために簡単にご紹介を。著者のネレ・ノイハウスは1967年、ドイツ、ミュンスター生まれの作家です。夫が経営するソーセージ工場で働きながら、2005年に初の長篇ミステリUnter Haienを自費出版しました。その後〈刑事オリヴァー&ピア〉シリーズ第一作『悪女は自殺しない』と次作『死体は笑みを招く』も自費出版し、地元の書店を中心に絶大な人気を博しました。評判を聞きつけた老舗出版社ウルシュタイン社からの出版が決定し、2009年正式にデビューします。同シリーズは、現在7作目まで刊行されており、累計で630万部を超えるベストセラーとなりました。

 日本では3作目、4作目の『深い疵』『白雪姫には死んでもらう』を先行して出版しましたが、10月30日ごろ発売の『死体は笑みを招く』で、シリーズ1〜4作まで一気に読んでいただけるようになりました。

 主人公は、貴族出身で紳士的な首席警部のオリヴァーと、猪突猛進の女性刑事ピア。育ちも性格もまったく違うふたりが、私生活でさまざまな問題にぶつかりつつ、ねばり強く捜査を続けていきます。このコンビが信頼を深めていく過程や、それぞれの家庭問題などにまつわる人間ドラマもこのシリーズの魅力のひとつです。

 各作品のあらすじはこんな感じです。

■シリーズ第1作『悪女は自殺しない』

 ドイツ、2005年8月。警察署に復帰した刑事ピアを、飛び降り自殺に偽装された女性の死体が待ち受けていた。実際は動物の安楽死に使用される薬物による毒殺で、夫の獣医や彼の働く馬専門動物病院の共同経営者たちが疑われる。だが刑事オリヴァーが指揮を執る捜査班が探るうち、隠された数々の事件が繋がりはじめ……。〈ドイツミステリの女王〉の人気に火をつけたシリーズ第一弾。

■シリーズ第2作『死体は笑みを招く』※2016年10月30日ごろ刊行!

 動物園で左腕と左足が切断された死体が発見される。殺人捜査課の刑事オリヴァーとピアたちの捜査で、被害者は高校教師で環境保護活動家だと判明。彼は動物園付近の環境破壊や動物園の動物虐待を批判し、さまざまな人間に憎まれていた。捜査が進めば進むほど、被害者を殺す動機を持つ者が浮上してくる。謎また謎の展開と、緻密極まる伏線。リーダビリティに溢れた傑作警察小説!

■シリーズ第3作『深い疵』

*第2位『IN★POCKET』2012年文庫翻訳ミステリー・ベスト10/読者部門

 ホロコーストを生き残り、アメリカ大統領顧問をつとめた著名なユダヤ人が射殺された。凶器は第二次大戦期の拳銃で、現場には「16145」の数字が残されていた。司法解剖の結果、被害者がナチスの武装親衛隊員だったという驚愕の事実が判明する。そして第二、第三の殺人が発生。被害者の過去を探り、犯行に及んだのは何者なのか。複雑な構成&誰もが嘘をついている&著者が仕掛けたミスリードの罠。〈ドイツミステリの女王〉の人気を決定付けた傑作!

■シリーズ第4作『白雪姫には死んでもらう』

*第7位『IN★POCKET』2013文庫翻訳ミステリーベスト10/読者部門

 空軍基地跡地の燃料貯蔵槽から人骨が発見された。検死の結果、11年前の連続少女殺害事件の被害者だと判明。折しも、犯人として逮捕された男が刑期を終え、故郷に戻っていた。彼は冤罪だと主張しつづけていたが村人たちに受け入れられず、暴力をふるわれ、母親まで歩道橋から突き落とされてしまう。捜査にあたる刑事オリヴァーとピア。人間のおぞましさと魅力を描いた衝撃作!

「このシリーズでまず最初に読むならどれがいい?」と訊かれたら、やはり『深い疵』をおすすめいたします。派手で魅力たっぷりの謎と、見事なミスリードが味わえる非常に完成度の高い作品です。とはいえ、「やっぱりシリーズ1作目から読みたいな」という方は、ぜひ『悪女は自殺しない』を手にとってみてください! 読み始めればページをめくる手がとまらなくなり、登場人物たちの二重三重に積み重ねられた嘘に翻弄され、そして最後には思いがけない真相に唸らされること間違いなしです!

 今回のプレゼントは『深い疵』『白雪姫には死んでもらう』『悪女は自殺しない』を各1冊、そしてドイツでしか手に入らない貴重なパンフレットもセットでプレゼントいたします。今年10月発売のシリーズ最新作 Im Wald(森の中で)のプロモーションのために作成されたものです。ドイツ語で書かれているものですがフルカラーの美麗なパンフレットです。しっかりした紙を使っていてめちゃくちゃ立派! なんと文庫2冊分の大きさ! 眺めているだけでけっこう楽しいと思います。

 応募締切は2016年10月28日(金)! 以下のリンク先からご応募ください。

http://www.tsogen.co.jp/news/2016/10/16101415.html

 よろしくお願いいたします!

 (東京創元社S)