夏ですね。夏の盛りにはちょっとゾワッとするもの読みたいですよね。というわけで今回は、装幀のひんやり感とともにお楽しみいただきたい、英国の注目作家M・R・ケアリーのSF小説『パンドラの少女』(The Girl With All The Gifts)を課題に選びました。作者自身が脚本を手がけた同名映画もこの秋本国で公開予定の、話題の一作です。

 崩壊した世界、異様な態勢の学校、動く屍、奇跡の少女、危険な逃避行、マッド・サイエンティスト……などなど、詳細抜きで構成要素をいくつか挙げただけでも、どれかしらに「おっ?」と反応してしまうかたが多いのではないでしょうか。そんな魅惑のパーツがたくさん集まった物語です。

 実はこの作品、当読書会で昨年課題にとりあげた『ステーション・イレブン』と並んで、2015年のアーサー・C・クラーク賞の最終候補に選出されていました。いずれも一種の終末ものながら、かなり読み心地の異なる二作です。エンターテインメント色濃いめの本作もぜひ体験してみてくださいね(ここの世話人はどんだけこのサブジャンル好きなんだというご指摘・苦情は謹んでお受けいたします、事実ですので!)

開催日時:2016年9月3日(土)14:45〜16:45(受付14:30〜)

会 場 :金沢市内の公立図書館

    (お申し込みの受付メールにて詳細ご案内します)

課題図書:『パンドラの少女』

      M・R・ケアリー著/茂木健訳(東京創元社)

    *電子版もあり。当日までにいずれかを読了してご参加ください

定 員 :15名程度

参加費 :公共図書館利用につき、無料

【申し込み方法】

 専用アカウント(kanazawa.dokusho@gmail.com)までメールでお申し込みください。件名を「金沢読書会9」とし、メール本文には下記のフォーマットをご使用ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。

お名前(ご本名フルネーム):

ご連絡先電話番号(携帯可):

懇親会(会費別途 18:00〜の予定):参加/不参加(いずれかを消してください)

 お申し込みのメールには、遅くとも12時間以内に返信さしあげます。こちらからの受付メールが届かない場合は、お手数ですが再度ご連絡ください。

 先着順で受け付け、定員に達した段階で締め切らせていただきます。

 翻訳ミステリー金沢読書会世話人 北田 絵里子(ツイッターアカウント@erk_ktd

 後援 翻訳ミステリー大賞シンジケート

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