おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを希望される方は gifbook0923@gmail.com までご連絡ください。(6月19日追記)
全国の翻訳ミステリーファンのみなさま、お元気でお過ごしでしょうか。岐阜読書会です。昨年秋の鵜飼つき読書会以来、こちらでは二度目の登場となります。月日の経つのは本当に早いものですね(世話人なにやってんだ、という話はおいといて)。
さて、今回の岐阜読書会の課題図書といえば、これしかないでしょう。
ロス・マクドナルド『象牙色の嘲笑』(ハヤカワ・ミステリ文庫)です!
探偵リュウ・アーチャーに、失踪したメイドを探して欲しい、との依頼が。しかし見つけた矢先に彼女は殺され、そのバッグの中には大富豪の青年の失踪を報じる新聞記事が。二つの事件に関係はあるのか? そして怪しげな依頼人の真の目的は——
岐阜でロスマク? なんで? と思われる方もいるかも知れませんが、今回の新版は昨年亡くなられた小鷹信光氏が遺した新訳。そして小鷹さん、実は岐阜県のお生まれなのです。これを岐阜が取り上げずしてどこが取り上げるというのでしょう。
もちろん小鷹さんといえば日本のハードボイルドの代名詞。固ゆで卵なみなさんのご参加をお待ち申し上げ——
「……じゅう……」
え、えっ? どこからともなく聞こえてくるこれは……天の声?
「……みず……まんじゅう……」
水まんじゅう?
えー、岐阜県民以外のみなさまに説明いたしますと、水まんじゅうとは岐阜県美濃地方西部の名物で、秋の栗きんとんと並ぶ岐阜の代表的な和菓子。和菓子屋さんの水槽で冷やしつつ売られるら売られる光景は、岐阜の水都・大垣の夏の風物詩となっております。
大垣市ホームページ/水まんじゅう
http://www.city.ogaki.lg.jp/0000000053.html
「言ったのに」「夏は大垣で水まんじゅう食べたいって」「言ったのに」「言ったのに」
た、確かに岐阜の夏と言えば水まんじゅうですけど! でも小鷹さんって大垣じゃなくて飛騨高山のお生まれだし、葛とこしあんのつるつるぷにぷにの食感は、ハードボイルドとはあまりに遠いような気が……。
「水まんじゅう……」
あああ、泣かない泣かない。じゃ、じゃあ、夏の大垣で水まんじゅう食べて『象牙色の嘲笑』読むってことで。ね!
と、いうわけで実現しましたロスマクと水まんじゅうのコラボ。お楽しみいただければと思います。
もちろん水まんじゅう不要の固ゆでな方も大歓迎。その場合は会費から100円引きとさせていただきます。
さらに今回、名古屋と同月開催ということで特典をご用意しました。『深夜プラス1』読書会参加者のうち、先着3名さまに限り水まんじゅうをプラス1いたします。
ハードにキメたいあなたも、ソフトな甘さに浸りたい方も。ご参加お待ちしています。
日時 2016年7月17日(日)14:00〜16:45(受付開始13:30〜)の予定
開催前に会場近くの和菓子屋さんで「水まんじゅうを食べる会」を行う
予定です。
また終了後に二次会を開催の予定です(会費別途:4000円前後を予定)
もちろん本会のみの参加も歓迎です。
場所 岐阜県大垣市・JR大垣駅から徒歩10分程度の会議室
(詳細はお申し込み後メールでお知らせします)
課題図書 ロス・マクドナルド『象牙色の嘲笑』
(小鷹信光・松下祥子 訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)
新訳限定です。各自ご準備の上、当日までにお読み願います。
定員 18名(幹事含む。本会のみの参加も歓迎です)
参加費 500円 学生 250円
(水まんじゅう1個つき。水まんじゅう不要の方は100円引きです)
申込方法 岐阜読書会のアドレス gifbook0923@gmail.com にメールにてお申し込みください。
件名は【7/17読書会】としてください。
本文にお名前(本名もしくは著訳書のペンネーム、ハンドル不可)とご連絡先電話番号(携帯電話OK)、二次会および水まんじゅうの希望の有無を明記。
名古屋読書会参加予定者で特典をご希望の方はその旨追記してください。
岐阜読書会世話人 佐伯ちづる(ツイッターアカウント:@ewesthill)