うちなーのみなさま、そして読書会のためなら海をも渡るというみなさま、お待たせしました。1年ぶりに沖縄読書会を開催いたします。

 今回取りあげますのは、ロバート・クレイスの『約束』(高橋恭美子訳/創元推理文庫)。ともに心と体に傷を負った犬と人間が、事件の捜査を通じて信頼関係を築いていく姿が感動的だった『容疑者』(高橋恭美子訳/創元推理文庫)の続編であり、心やさしきロサンゼルスの私立探偵を主人公とするエルヴィス・コールのシリーズの16巻めという、おいしいところどりの作品です。

 どんなお話かというと――

ロス市警警察犬隊スコット・ジェイムズ巡査と相棒の雌のシェパード、マギーは、とある住宅街で逃亡中の殺人犯を捜索していた。匂いを頼りにマギーがたどり着いた家のなかには、容疑者らしい男が倒れており、さらに大量の爆発物が。同日、同時刻、同じ住宅街、私立探偵のエルヴィス・コールは失踪した会社の同僚を探しているという女性の依頼を受けて調査をしていた。単なる偶然か、それとも? 嘘をついているのは誰か、幾重にも重なる偽りの下に真実はあるのか。警察と探偵、スコット&マギーとコール&パイク、固い絆で結ばれたふた組の相棒の物語。(本書あらすじより)

 前作の『容疑者』でマギーの愛らしさにめろめろになったみなさまも、昔っからコールとパイクのファンだったんだぜ、というみなさまも、楽しく語り合いましょう。過去の作品は読まなくても本書の理解に不都合はありませんが、『容疑者』をまだお読みでない方は、あわせて読むといっそう楽しめますよ。もちろん、読書会では『容疑者』のネタバレはいたしませんので、未読の方も気にせずご参加ください(まあ、続編が出ているのは、ある意味ネタバレだというご指摘もありましょうが、それはおいておいて)

 当日は警察犬をお招き……するのは無理ですが、同じお仕事犬仲間ということで盲導犬とそのユーザーの方においでいただきます。そしてそして、もうひとり、課題書の訳者、高橋恭美子さんにもご参加いただく予定です。課題書だけでなく、ロバート・クレイスの著作、とくにコール&パイクの魅力について、いろいろ語ってくださることと思います。どうぞこの機会にご参加ください。

日時:2017年10月21日(土)17:00~18:45(懇親会別途予定)

場所:那覇市内 国際通りから徒歩圏内の飲食店(参加される方に詳細をご連絡します)
課題書:『約束』(ロバート・クレイス/高橋恭美子訳/創元推理文庫)
     *各自ご用意のうえ、当日までにお読みください。
     *電子書籍版での参加も可
定員:8名(世話人、ゲストをのぞく)
参加費:1000円程度

申込方法
◎件名を「沖縄読書会3」とし、以下のフォーマットにて専用アドレス okinawadokushokai@gmail.com までメールでお申し込みください。

・お名前(本名フルネームでお願いします。プロの筆名は可):
・連絡先電話番号(携帯可):
・懇親会(会費4000円程度):参加 不参加 (どちらかを消してください)

 ◎定員になり次第締めきりますのでご了承ください。懇親会まで参加を希望される方は10月18日(水)までにお申し込みください。

 ◎申し込みメール受信後48時間以内に受付メールをお送りします。送信後48時間以上経過しても受付メールが届かない場合は、メールの受信設定を確認のうえ、再度、専用アドレスまでご連絡ください。
 ◎携帯電話やスマートフォンから送信される方は、okinawadokushokai@gmail.com のアドレスを受信可にしてくださるようお願いいたします。

沖縄翻訳ミステリー読書会世話人 東野さやか(ツイッターアカウント @andrea2121
後援 翻訳ミステリー大賞シンジケート

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