第31回 せんだい探偵小説お茶会主催

(翻訳ミステリー大賞シンジケート後援)

パーシヴァル・ワイルド『検死審問 -インクエスト-』読書会

 検死審問という日本では聞きなれない英米の司法制度を題材にした名作。

「法に照らし合わせて、罪の有無を決める」という一般の裁判とは異なり「死因を法的に確定させる」という何ともビミョウな制度(あくまで私見です)。

 本書では、検死官リー・スローカムを中心に物語は進んでいくのですが、この検死官がとんでもない。

「法律では、わたしはなんでも好きにしていいとされている。」とのことから、好きなように検死審問を進めていく。

 例えば、やたらと審問を引き延ばそうとする理由が、陪審員は日当3ドル、検死官は1ページの証言を聴取するごとに25セント、速記者は1ページ書きあげるもしくは読み上げる毎に10セントもらえるというもの(しかも、速記者にはスローカムの娘を任命するという公私混同も甚だしい始末)。

 しかし一見関係なさそうな証言から徐々に事件の詳細が浮き彫りにされていくストーリーは秀逸の一言。

 かの江戸川乱歩が「1935年以降のベスト・テン」の1作として本作を上げているほど。

「名作は色褪せない」そんな本作を是非、ご一読。

 今回は、特別ゲストとして、訳者の越前敏弥先生もいらっしゃいます。

 翻訳秘話などお聞きできるチャンスです。

開催日 :2017年3月18日(土)

場所  :青葉区中央市民センター 和室

    (宮城県仙台市青葉区一番町2丁目1−4)

時間  :15時30分〜17時30分

定員  :15名

課題図書:パーシヴァル・ワイルド『検死審問 -インクエスト-』(越前敏弥訳・創元推理文庫)

参加費 :一般 500円、学生 無料

参加方法:氏名、連絡先を明記の上、sendai.mystery@gmai.com までご連絡ください。

 読書会終了後に懇親会を予定しておりますので、お時間に余裕のある方は是非ご参加を検討ください(別会費、自由参加です)。

 せんだい探偵小説お茶会のホームページにも案内を掲載しておりますのでそちらの方も併せてご覧ください。

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