【不定期連載】ギリシャ・ミステリへの招待
第37回 ギリシャのジュブナイル歴史小説(執筆者・橘孝司)
【毎月更新】翻訳ミステリー長屋・新かわら版
翻訳ミステリー長屋・新かわら版 第41号
【毎月更新】シムノンを読む
第105回「《サン゠タントワーヌ号》の喜劇」他『ちびっこ三人のいる通り』1(執筆者・瀬名秀明)
【毎月更新】乱読クライム・ノヴェル
乱読クライム・ノヴェル第七十六回 ウォラス・ヒルディック『ブラックネルの殺人理論』(執筆者:小野家由佳)
2024.09.30 | 【原書レビュー】え、こんな作品が未訳なの!?【毎月更新】
第百六十五回はジョージ・ペレケーノスの巻(その2)(執筆者・東野さやか)
今月はひさしぶりにジョージ・ペレケーノスの2018年の作品、"The Man Who Came Uptown" をご紹介します。 28歳のマイケル・ハドソンは武装強盗の容疑で逮捕され、現在は拘置所で裁判の日を待つ身です。ティーンエイジャーのころから悪い仲間と縁が切れず、ずるずると犯罪に手を染めて ...
2024.09.27 | 【毎月更新】読者賞だより
読者賞だより73通目――今月の「読み逃してませんか~??」/『終着点』『ボタニストの殺人』(執筆者・大木雄一郎)
エヴァ・ドーラン『終着点』(玉木亨訳 創元推理文庫)はテムズ川河畔に建つ築六十年の集合住宅〈キャッスル・ライズ〉が舞台となっています。開発ブームの煽りを受けて、住人たちは不動産ディベロッパーから立ち退きを迫られているという状況です。〈キャッスル・ライズ〉からはすでに多くの住人らが出ていっており、残 ...
2024.09.26 | 【毎月更新】中国ミステリの煮込み
第113回:自殺者の真情を語る民間鑑識組織(執筆者:阿井幸作)
最近、「警察小説新人賞」の辛口すぎる選考委員コメントが日本のネットで話題になりました。小説としての「視点」の粗さを指摘する声が目立ち、小説として成り立っていないという評価まで下されていたためか、リアリティについてあまり触れられておらず、果たしてそれは及第点だったのか気になりました。 中国の警察小 ...
2024.09.25 | 【毎月更新】クラシック・ミステリ玉手箱
技巧を超える過剰さで~ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ『止まった時計』ほか(執筆者:ストラングル・成田)
■ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ『止まった時計』 (国書刊行会)■ これは事件だ。 あの怪傑作『赤い右手』の作家、ジョエル・タウンズリー・ロジャースのコレクション全3巻の刊行が始まった。本企画実現の契機は、1997年に邦訳された『赤い右手』(《世界探偵小説全集第24巻》) (1945)と昨年刊行 ...
2024.09.24 | 【偏愛レビュー】本、ときどき映画(Web出張版)【毎月更新】
第35回 今月のイチオシ本――アンソニー・ホロヴィッツ『死はすぐそばに』ほか(執筆者・♪akira)
今月もこんにちは! 年末ベストが近づいてきて、各社の推しミステリが書店に並び始めました。今年も豊作です! *今月のシリーズ本* リー・チャイルド『副大統領暗殺』(青木創訳/講談社文庫) シークレット・サーヴィス幹部のフレイリックからリーチャーに連絡が入ります。死んだ兄の元恋人だという彼女は、次期 ...