第13回 せんだい探偵小説お茶会主催(翻訳ミステリー大賞シンジケート後援)
ジル・チャーチル『ゴミと罰』(創元推理文庫)読書会
国内と翻訳を交互に開催しているのに、前回も今回も翻訳物!?
という声もあろうかと思いますが、前回は翻訳物と国内物のダブル開催だったので、OKなんです!
それでは、今回のホストからの紹介文を掲載させていただきます。
<ホストからの紹介文>
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おや?いつも本格な正統派なイギリスな雰囲気のせんだい探偵小説お茶会がなんだか雰囲気違うんじゃないの?と思われた方!さすがです!
ホスト制採用のせんだい探偵小説お茶会は、かように様々な視点から課題書を選ぶことができるのがよいところなのです!(←ごめんなさいそ う言ってみたかっただけです。単に私の選択肢の中から選んだのでした)
知っているけどそれ読んだことないなあ、という課題書にしよう、とは思ったんです。
かつてコージーミステリがざくざく翻訳出版されていた頃、おそらく最初に手にしていまだに本当に面白いなあ好きだなあと思っているシリー ズの、第一作目です。
いつも文芸作品を絶妙にパロディとして使ったタイトルが目を引く本シリーズ、書店や図書館などで見たことはある、という方も多いのではな いでしょうか?『ゴミと罰』『毛糸よさらば』『死の拙文』『クラスの動物園』……最新翻訳作は2013年9月刊行の『八方破れの家』13 作目です。未訳があと三作、楽しみです。
三人の子育てと主婦業に毎日大忙しのジェーンが、近所で起こった殺人事件に首をつっこんでいきます。生意気な口をきくようになった年頃の 子どもたち、大親友シェリイをはじめとするご近所さんたち、市警の刑事さんたちとの会話、会話。この作品、テンポよい会話がとても魅力 的。そしてアメリカの日常生活ってこういうんだ!といろいろ感心してしまうことしきり。子どもたちの登校送迎当番とか、一品持ちよりのご 近所会合とか、やっぱり似て非なるものですね。
あれ、でもせんだい探偵小説お茶会って今年は“色”がテーマなんだよね?もしかしてゴミ色ってこと?……いえいえ、多少悩んだのは事実で すが、ゴミ色ではございません。ジェーンがお話の冒頭から悩まされつづけるとあるお料理の色、キャロットオレンジですよ!ビタミンカラー に象徴される、元気な会話に溢れた本作を、是非ご一緒にご賞味ください!
ホスト:マダム・リー
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開催日 :2014年5月25日(日)
場所 :戦災復興記念館 5階第3会議室
(青葉区大町2丁目12番1号)
時間 :15時30分〜17時30分
定員 :16名
課題図書:ジル・チャーチル『ゴミと罰』(創元推理文庫)
参加費 :一般 500円 学生 無料
参加方法:氏名・連絡先を明記のうえ、sendai.mystery@gmail.comま でご連絡ください。
読書会終了後に懇親会を予定しておりますので、お時間に余裕のある方は
是非ご参加を検討ください。(別会費、自由参加です)