第15回 せんだい探偵小説お茶会主催(翻訳ミステリー大賞シンジケート後援)
エラリー・クイーン『レーン4部作』(角川文庫)読書会
前回の開催から時間が空いてしまいましたが、この準備のために
時間が欲しかったのです。(言い訳)
満を持して2014年の総括として、年初より暖めていた企画、
「レーン4部作」読書会を開催します。
それでは、今回のホストからの紹介文を掲載させていただきます。
<ホストからの紹介文>
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1985年に上梓された東西ミステリーベスト100に、シリーズ4部作でありながら200位以内に3作品がランクイン。
2013年1月にリニューアルされた同誌では、20位以内にシリーズ4部作の2作品がランクイン。
そして、シリーズ4部作の1作品は有名作家や評論家によるベスト10上位に、のきなみランクインする名作中の名作。
読者は、そのシリーズ4部作が何であるか、見当をつけたと思います。
そうです。エラリー・クイーン(バーナビー・ロス)の「レーン4部作(悲劇4部作)」であります。
これだけ有名な作品ですから、1作品は読んだことのある方々が多いと思われます。しかし、上位にランクインした名作を読んだだけでは、シリーズ4部作の真価に触れたとは言えません。4部作を通して読んでこそ、真価に触れ、ミステリの深淵を垣間見ることができるのです。
2013年1月に上梓された東西ミステリーベスト100で「ミレニアム(3部作)」が12位にランキングされたことが気になりました。
「レーン4部作(悲劇4部作)」が、もし「ミレニアム(3部作)」と同じように取り上げられていたらと……。
前口上が過ぎました。
11月の、せんだい探偵小説お茶会で取り上げる作品は、会が始まって以来の冊数(これまでは2冊。ページ数にして700ぐらい)とボリュームの本格探偵小説史上に燦然と輝く巨星、「レーン4部作」であります。
2014年からせんだい探偵小説お茶会では「色」をテーマに作品を選んできました。
「レーン4部作」で「色」、と問われ戸惑う方がいるかもしれません。ホストである私も「はて? 」と最初は思案しました。
その「色」とは?
この色が閃いた方、そして、その色を知りたいと思い「レーン4部作」を繙いた方。
ミステリの深遠に触れる良い機会です。
是非、せんだい探偵小説お茶会まで足を運んでみませんか。
ホスト:仙台のクイーン
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開催日 :2014年11月23日(日)
場所 :青葉区中央市民センター 和室
(青葉区一番町2丁目1−4)
時間 :14時00分〜17時30分
定員 :15名
課題図書:エラリー・クイーン(訳:越前 敏弥)角川書店
『Xの悲劇』
『Yの悲劇』
『Zの悲劇』
『レーン最後の事件』
※上記の新訳版でのみ参加可能です。
参加費 :一般 500円 学生 無料
参加方法:氏名・連絡先を明記のうえ、sendai.mystery@gmail.comま でご連絡ください。
読書会終了後に懇親会を予定しておりますので、お時間に余裕のある方は
是非ご参加を検討ください。(別会費、自由参加です)
告知第2弾はこちら