第21回 せんだい探偵小説お茶会主催

(翻訳ミステリー大賞シンジケート後援)

エラリー・クイーン『エジプト十字架の秘密』(角川書店 訳 越前敏弥・佐藤桂)読書会

 

 1985年に上梓された東西ミステリーベスト100では、31位にランクイン。2012年11月にリニューアルされた同誌では、順位は下げるも42位にランクイン。そしてクイーンファンクラブ2014年に行われた国名シリーズベスト10では『ギリシア棺の秘密』を押さえて1位に。

 創元推理文庫の見開き紹介文「Tの字形のエジプト十字架に、次々とはりつけにされて死んでいた小学校長、百万長者、快速船をあやつるスポーツマン、そして素性がわからない男の、四つの首なし死体。その秘密を知るものは四人しかいない。エラリー・クイーンはついにさじを投げた。しかし、最後にいたって見つけた、たった一つのヨードチンキのびんから、もつれにもつれた事件の謎は快刀乱麻一挙に解決された。あらゆる近代の快速交通機関を利用しての四州にまたがり、550マイルにのぼるスリル満点の犯人の追跡。そして読者の前に突如として突き出された犯人は、はたしてなんぴとであったか? クイーンが会心の微笑をもらして読者に挑戦する快作の一つ。」(東京創元社文庫・井上勇訳、1982年10月8日刊行の53版より引用)は、今でもホストの作品紹介文ランキングで上位に入り、クイーンの国名シリーズの中では一位を占める作品であります。どうです、読みたくなるじゃありませんか。読まずにはいられなくなるではありませんか。

 今回の読書会の課題本は、そうです。エラリー・クイーンの国名シリーズ第5作、『エジプト十字架の秘密』(角川文庫 訳 越前敏弥・佐藤桂)です。

 今回の読書会では、『エジプト十字架の秘密』の魅力をより深く味わいたいと考えているので、読書会での参加者の発表項目を事前にお知らせします。

01.『エジプト十字架の秘密』を読んだ感想

02.『エジプト十字架の秘密』を以下の点から評価してください(各項目10点満点。10点の基準はこれまで読んで来たミステリ作品で、10点と思えるものと比較して点数をつけてください)。

プロット=( )、サスペンス=( )、解決=( )、文章=( )、パズル性(論理性)=( )、感動・余韻=( )

03. あなたがもっとも好きなキャラクターと場面と台詞

場面=(      )ページの(      )。理由(    )。

台詞=(      )ページの(      )。理由(    )。

04. 作中に登場する手掛かりについてどう思いますか。

・興味なし ・興味あり ・わからない(理由・意見・感想等)。

※エラリー・クイーン・ファンクラブ(EQFC)の過去のアンケートを参考にしました。

 ホストが勝手を言って申し訳ありませんが、参加される方は、この4つの項目について、よろしければ回答を準備していただきたいと思います。

 どうぞ、よろしくお願いします。

 ミステリの深遠に触れる良い機会です。

 是非、せんだい探偵小説お茶会まで足をお運びください。

 なお、せんだい探偵小説お茶会とクイーンの相性が良いのか、レーン四部作読書会で来仙していただいた訳者の越前敏弥先生が、今回の読書会にもゲストとしてお越しくださるという喜ばしい連絡を受けました。

 ミステリ、クイーンファンのみならず、越前敏弥先生ファンの方もせんだい探偵小説お茶会まで足を運んでみませんか。

開催日:2015年9月26日(土)

場 所:シルバーセンター 和室(仙台市青葉区花京院1-3-2)

時 間:16時30分〜18時30分

定 員:15名

課題図書:エラリー・クイーン『エジプト十字架の秘密』

    (角川書店 訳 越前敏弥・佐藤桂)

参加費:一般 500円  学生 無料

参加方法:氏名・連絡先を明記のうえ、sendai.mystery@gmail.comまでご連絡ください。

 読書会終了後に懇親会を予定しておりますので、お時間に余裕のある方は是非ご参加を検討ください(別会費、自由参加です)。

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