※受付終了しました。たくさんの参加申込みありがとうございます。(7月1日追記)
皆様、如何お過ごしでしょうか? 暑い5月から少し肌寒い6月に入り、今年の天気はいったいどうなってしまったんだ、梅雨は来るのかと、心配しつつ、わたくし次回のホスト、クイーンファンは第33回読書会、課題本にふさわしい、陽射しまぶしい7月のことを思い浮かべております。
クイーンファンを名乗っているのですから、慧眼なる皆様はもうおわかりでしょう。そうです、今年もやってまいりました。クイーンまつりが!
今回の謎の物語は、夏の終わりが舞台ではありますが、時期はぎりぎり合っているといって良いでしょう。なぜならジュブナイルの題名は「夏別荘の怪事件」。ミステリだけじゃものたりない。夏気分も味わいたい! 本作品は7月の読書会にはぴったりの作品であるはずです!
どんな話かというと……。
スペイン岬と呼ばれる花崗岩塊の突端にある別荘の海辺で、海に向かってテラスの椅子に腰掛けていた死体は、黒い帽子を被り、舞台衣裳めいた黒のマントを肩から掛け、ステッキを手にし……あとはまったくの裸だった! 大西洋に突き出した岬に建つ大富豪邸で起きた殺人事件。解決に乗り出したエラリ-を悩ませる謎はただひとつ! なぜ犯人は被害者の服を脱がせたのか?
如何です? もう、手に取って読みたくなったでしょう! 今回の課題本は誉れ高き国名シリーズの1冊(国名シリーズ9作目にして掉尾)『スペイン岬の秘密』(エラリー・クイーン著、越前敏弥・国弘喜美代・訳、角川文庫)です。
本作品はクイーン作品の中でも犯人を当てやすいと思われる方がいるのではないかと思います。また、クイーンといえば「読者への挑戦」を掲げる作品がいくつかあるのですから、「読者への挑戦」を掲げるほどのものではないと思われる場合もあるかと思います。ですが、本作品はその「読者への挑戦」、そして本格ミステリの最高峰であると、ホストは考えています。おっと、これ以上を語るのは野暮というもの。「犯人を当てる」のでなければ、何のための「読者への挑戦」? そう疑問に思った方は、是非手にとって読んでいただき、本読書会に参加していただき、夏のクイーン祭りを一緒に楽しんでいただければと思います。
是非、本読書会に参加してミステリの深淵に触れてみませんか。
奮っての御参加、心よりお待ちしております。
■日程:2017年7月8日 15時30分~17時30分(途中退室可)
■会場:生涯学習支援センター(旧:中央/和室)
(宮城野区榴岡4丁目1番8号)
■参加費:一般 500円、学生 無料(会場費、諸経費等)
■持物:エラリー・クイーン『スペイン岬の秘密』
※各自で必要に応じて飲み物をご持参ください。(会場内に飲み物準備はございません)
■申し込み:氏名・連絡先を明記のうえ、sendai.mystery@gmail.com までご連絡ください。
※参加申し込み頂きました方へは、主催者側から受付完了のお知らせメールを返信いたします。これまでの読書会でも、様々な年代・性別の方にご参加いただいております。ぜひ気軽にご参加ください。また読書会終了後には懇親会を予定しておりますので、お時間のご都合がつく方は、こちらにもぜひご参加頂ければと思います。