*今月のシン・競馬ミステリ本*
フェリックス・フランシス『覚悟』(加賀山卓朗訳/文春文庫)
*今月のネット炎上本*
ダーヴラ・マクティアナン『#ニーナに何があったのか?』(田辺千幸訳/ハーパーBOOKS)
*今月の謎のホテル本*
エイミー・チュア『獄門橋』(吉野弘人訳/ハヤカワミステリ)
*今月のドキドキ本*
アシュリー・ウィーヴァー『金庫破りの謎解き旅行』(辻早苗訳/創元推理文庫)
*今月のイチオシ本*
セレステ・イング『密やかな炎』(井上里訳/早川書房)
数年前にドラマ版を観た時、あまりに衝撃的な物語で言葉を失いました。それ以来、絶対に原作を読みたい!と思い続けてやっと願いが叶いました。その期待をはるかに上回る見事な小説で、ついに読むことができて本当に嬉しいです。訳者あとがきで初めて知って驚いたのは、ドラマでケリー・ワシントンが演じたミアと、娘パールが原作では黒人でなかったということ。インタビューでの作者の言葉を読み、とても真摯なひとなのだと強く感じました。すぐれた読み手として知られるリース・ウィザースプーンが製作総指揮を担当し、主人公エレナ・リチャードソンも演じており、第4話はアッティカ・ロックが脚本を書いています。ドラマは現在配信されていませんが、再開を楽しみにまずは原作をぜひ読んでみてください。
*今月の新作映画*
『Mr.ノボカイン』(6月20日(金)“痛くな~い”公開)

主人公は小さな銀行の副支店長ネイサン(ジャック・クエイド)。相談に来たお年寄りをむげに断れず、貸付の期限を伸ばすような真面目で心優しい物静かな青年です。彼は痛みを感じることができないという遺伝生の疾患を持って生まれたため、子供の頃から危険を回避するよう、細心の注意をはらっていました。ところがある日、密かに思い続けていた同僚のシェリー(アンバー・ミッドサンダー)から声をかけられ、生涯最初のデートをすることに。夢のような一夜から一転、勤め先の銀行が強盗一味に襲われ、最愛の彼女が人質として連れ去られてしまいます。怪我をしたら命の危険に晒されるとわかりつつ、ネイサンは全てを投げ打ってシェリーの救出に向かうことを決心します。




まず最初に大切な注意事項です。この映画のアクションシーンは〈痛い〉です!!! かなり痛そうなシーンが続出なのですが、ヤバそうなときには目をつぶるなどして、ネイサンの一途さと頑張りを応援してほしいです。ネイサン役のジャック・クエイドは『ザ・ボーイズ』ではお父さんのデニス・クエイドに似てるなあと思っていたのですが、本作で見せる表情と演技はお母さんのメグ・ライアンを彷彿とさせます。そしてネイサンのお友だち役を『スパイダーマン』シリーズのピーターの親友ネッド役で観客をほっとさせるジェイコブ・バタロンが演じていて、今回もいい奴なんですよ?。最後に、もちろんこれは映画なので現実でここまで無茶をする人はいないと思いますが、前述の『覚悟』でもハレーや騎手仲間が現役中に受けた傷に長年悩まされているように、怪我は歳をとってから痛むこともあるので、くれぐれも気をつけましょう!




■タイトル: 『Mr.ノボカイン』
■公開:6月20日(金)“痛くな~い”公開
■コピーライト:©2025 PARAMOUNT PICTURES.
■監督:ダン・バーク&ロバート・オルセン
■出演:ジャック・クエイド(「ザ・ボーイズ」シリーズ、『オッペンハイマー』)、アンバー・ミッドサンダー(『プレデター:ザ・プレイ』)、
レイ・ニコルソン(『プロミシング・ヤング・ウーマン』)、ジェイコブ・バタロン:(『スパイダーマン』シリーズ)
■全米公開:3月14日
■日本公開:6月20日
■原題:Novocaine
■配給:東和ピクチャーズ
■コピーライト:©2025 PARAMOUNT PICTURES.
■公式X(旧Twitter):https://x.com/Paramount_Japan
■公式Instagram:https://www.instagram.com/paramount_japan/
■公式 YouTube:https://www.youtube.com/ParamountJapan
■公式 TikTok:https://www.tiktok.com/@paramountjapan
■公式HP:http://mr-novocaine.jp/
■公式ハッシュタグ:#Mrノボカイン
■映画『Mr.ノボカイン』【予告】祝!R15認定 メガ盛編|6月20日(金)公開■
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