今月もこんにちは! ヨーグルトを買ってきたら、賞味期限がもう来年になっていたので焦りまくっている今日この頃です。
*今月の未解決事件本(1)*
ジェス・ロウリー『怪物の森 未解決事件捜査官ヴァン・リード』(北綾子訳/新潮社文庫)
*今月の未解決事件本(2)*
マイクル・コナリー『迷宮(上・下)』(古沢嘉通訳/講談社文庫)
*今月の家政婦本*
フリーダ・マクファデン『ハウスメイド2 死を招く秘密』(高橋知子訳/ハヤカワ文庫)
*今月のイチオシ本*
マウリツィオ・デ・ジョバンニ『対立 P分署捜査班』(直良和美訳/創元推理文庫)
*今月の新作映画*
『ランニング・マン』(2026年1月30日(金)より全国公開)


舞台はちょっとだけ近未来のアメリカ。富裕層と極貧層で分断され、貧しい人々の楽しみは国を牛耳る巨大企業“ネットワーク”が放映する過激なデスゲーム番組を観ること。実直な性格が災いして失職し、病気の娘の治療費を払うこともできないベン・リチャーズ(グレン・パウエル)は、巨額の賞金目当てで番組に応募します。数々のテストをくぐりぬけたリチャーズは、最も成功率が低く、最も賞金の高い『ランニング・マン』に出演が決定。殺人ハンターたちの追跡と全世界の視聴者たちの監視から逃れて、30日間生き延びれば莫大な賞金が手に入ります。しかし見つかればその場でおだぶつ、今までに勝者ゼロだったこのデスゲームで、はたしてリチャーズは最後まで逃げ切ることができるのでしょうか。


ご存じのとおり、原作はスティーヴン・キングがリチャード・バックマン名義で出した同名小説。かつて日本では映画と同じ『バトルランナー』の邦題で出ていましたが、今回のリメイクにあわせた『ランニング・マン』のタイトルで、酒井昭伸氏による全面改訳版が扶桑社から刊行されました。改訳版を読み直してから本作を鑑賞したところ、とにかく『バトルランナー』とは全然違って、かなり原作に忠実にできていると思いました(なんたってシュワちゃんのリチャーズは全然負ける気がしなかったし!)。原作の舞台は2025年でしたが、そもそもキング先生が書いたのは1982年。その当時に今のようなデジタルガジェットは予想できなかったにしても、多くのことがまるで予言のように描かれていることにいまさらながら驚きました。今回の映画はというと、原作に忠実ながらも現代版としてアップデートされており、エドガー・ライト監督ならではのユーモア感覚も見え隠れするアクション作品になっています。ネタばらしを避けるために原作との違う点は伏せておきますので、アレがどうなるのかはぜひ劇場でお確かめください。


◆タイトル:『ランニング・マン』
◆公開表記:2026年1月30日(金)より全国公開
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◆コピーライト:©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
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◆配給:東和ピクチャーズ
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■監督:エドガー・ライト 『ベイビー・ドライバー』
■原作:スティーヴン・キング 『IT/イット “それ”が見えたら終わり。』
■出演:グレン・パウエル 『トップガン マーヴェリック』
ジョシュ・ブローリン 『デッドプール2』
コールマン・ドミンゴ 『シンシン/SING SING』、ほか
■全米公開:2025年11月14日 ■原題:THE RUNNING MAN
■配給:東和ピクチャーズ
■コピーライト:©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
■公式サイトURL:https://the-runningman-movie.jp/
▼SNS各種
公式X(Twitter):https://x.com/RunningMan_jp/
公式TikTok:https://www.tiktok.com/@paramountjapan/
公式Instagram:https://www.instagram.com/paramount_japan/
公式Facebook:https://www.facebook.com/ParamountPicturesJP/
◆映画『ランニング・マン』本予告|2026年1月30日(金)公開 ◆
| ♪akira |
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翻訳ミステリー・映画ライター。月刊誌「本の雑誌」の連載コラム〈本、ときどき映画〉を担当。2025年8月には、リチャード・オスマン『木曜殺人クラブ』(羽田詩津子訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)と、ピーター・トレメイン『修道女フィデルマの慧眼』(田村美佐子訳/創元推理文庫)の解説を担当しました。Twitterアカウントは @suttokobucho 。 |
