タイルでしょうか、鮮やかな黄色がなんとも美しい表紙に、目も心も惹かれてしまいます。昨年のヨーロッパ文芸フェスティバルの物販コーナーで見かけてから、気になって仕方ありませんでした。
2020年最初の多摩南読書会では、その『ポルトガル短篇小説傑作選』を読みます。
ポルトガルと言えば、フィーゴでしょ、クリスティアーノ・ロナウドでしょ…とサッカー選手の名前はあれこれ思い浮かんできますが、そういえば現代の作家ってどんな人がいるんだろう、正直なところあまり馴染みがありませんでした。
「重鎮から新鋭まで、ポルトガル現代文学の魅力を存分に示す12人の作家たちによる珠玉の掌篇集」と帯にあります。しかし目次を見ても知らない名前ばかりで、誰が重鎮なのやら新鋭なのやらもわからない始末。かろうじて『ガルヴェイアスの犬』のジョゼ・ルイス・ペイショットの名を見つけ、ああ、知ってる名前があったーとちょっとホッとしたくらいの知らなさ加減でした。
が、これが読み始めてみると…
いきなり1本目の『少尉の災難』からして、兵士が地雷の上に足を置いてしまい足を上げたら最後爆発してしまうという話で、悲劇なのか喜劇なのか、これどうなるの?と、ぐっと掴まれてしまいます。
収められた12編の作品は、それぞれ個性的でバラエティに富んでいます。好きな作品、そうでもない作品、驚いたり笑ったり諷刺的だったり…。これらが入り口なら、奥はどうなっているんでしょうか。もうちょっと奥も覗いてみたいという気にもなってきます。2017年度の国際ダブリン文学賞もポルトガル語作品が受賞したそうで(今年木下眞穂さん訳で出版予定)、ポルトガル文学、ますます注目ですね。
今回の読書会は嬉しいことに、訳者のおひとり、木下眞穂さんもご参加の予定です。
これを機に、ご一緒にポルトガル文学の扉を開けて覗いてみませんか。
日 時 2020年2月11日(火・祝)
14時05分~16時00分(会場受付13時55分~)
場 所 JR/小田急町田駅近くの会議室
(詳細はお申込の方に別途メールにてご案内いたします)
課題書 『ポルトガル短篇小説傑作選』
(ルイ・ズィンク、黒澤直俊編/現代企画室)
定 員 20名(初参加者優先枠あり)
参加費 1000円 U-22(18~22歳)500円 高校生以下 無料
※飲み物などはつきません。
※読書会後の二次会は特にご用意しておりません。本会に全力参加で
お願いいたします。
お申込方法
1月11日(土)20時から申込を受け付けます。
多摩南読書会専用アドレス tamaminamidokusho@yahoo.co.jp にメール
(件名:「多摩南読書会 2/11」)でお申込ください。
……………………お申し込みフォーム……………………
「 多摩南読書会 2/11」に参加します。
お名前(ご本名フルネーム)
ご連絡先電話番号
ご連絡先メールアドレス
種別 : リピーター/初参加
…………………………………………………………………………
*種別は該当するほうを残してください。
*課題書は各自ご用意の上、必ず当日までに読了してご参加ください。
*先着順で受け付け、定員に達した段階で締め切ります。
以降はキャンセル待ちを受け付けます。
*多摩南読書会に初めて参加される方がお申し込みしやすいよう4人分の
「初参加者優先枠」を設けます。2月4日(火)までに「初参加者優先枠」が
埋まらない場合は、キャンセル待ちをされているリピーターの方にご案内を
いたします。
*多摩南読書会世話人*
片山奈緒美(ツイッターアカウント @naolynne)
青柳恭子(ツィッターアカウント @beth999ak)
大戸敦子(ツィッターアカウント @rolling_avocado)