東京で第1回読書会が開催されたのが2010年2月のこと。あれから2年と半年が過ぎ、大阪と福岡から始まった地方の読書会の動きも、名古屋、福島、横浜、千葉、そして札幌と各地に広がっています。いやあ、壮観、壮観……と高みの見物を決めこんでいたわけではありませんが、埼玉もようやく重い腰をあげることにしました。はい、埼玉翻訳ミステリー読書会、9月に開催いたします。

 まずは課題図書の発表から。悩みに悩んで決めました。コリン・コッタリルのぴかぴかの新刊、『三十三本の歯』でございます。

 1970年代後半のラオスを舞台に、72歳のシリ先生が検死官として事件を解決していくシリーズ第2弾です。シリーズものの2作めではありますが、1作めを読んでいなくても充分楽しめますのでご心配なく。タイミングよく、こちらの記事で風野春樹さんがご紹介くださっていますが、アジアならではの雰囲気に満ちた、いっぷう変わったミステリなのです。ふだん、手に取らないタイプの本を読めるのも読書会ならでは(ちょっと強引?)。この機会にぜひおためしください。

 そして気になる開催地はこちら!

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 そう、多治見市と並ぶ日本一暑い街、あの熊谷市です。地元熊谷市や周辺にお住まいのみなさんも、県北には行ったことがないなあという埼玉県民のみなさんも、ぜひ足をお運びください。もちろん、県外からの参加も大歓迎ですよ。暑い熊谷(9月下旬だからそんなに暑くないけど)で老検死官の活躍について熱く語り合いましょう。

 終了後は場所を移動して懇親会をおこないます(会費別途)。こちらへの参加もお待ちしています。

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日時:9月22日(土)14:00〜16:00

場所:JR熊谷駅近く(徒歩数分の場所です。参加される方に別途ご連絡します)

課題図書:『三十三本の歯』(コリン・コッタリル/雨沢泰訳/ヴィレッジブックス)

     *各自ご用意のうえ、当日までにお読みください。

定員:12名

参加費:一般1000円、学生500円(会場費+諸経費)

    *当日受付でお支払いください。

申込方法:

 ◎専用アカウント(saitamadokushokai@gmail.com)までメールでお申し込みください。

 ◎件名を「埼玉読書会」とし、本文にお名前(本名または著訳書のペンネーム)とご連絡先電話番号をお書きください。ハンドルネームのみでの参加は不可とさせていただきます。

 ◎懇親会参加を希望される方はその旨もお書き添えください(当日参加も可)。

 ◎定員になり次第締めきりますのでご了承ください。

埼玉翻訳ミステリー読書会世話人 東野さやか(ツイッターアカウント @andrea2121

後援 翻訳ミステリー大賞シンジケート

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