・Maigret ravient…, Gallimard, 1942/10/15[原題:メグレ帰還…]長編合本、メグレシリーズ3編収録[1-3] ・Tout Simenon T23, 2003 Tout Maigret T3, 2007 ▼収録作 2. Les caves du Majestic, « Marianne » 1940/4/24, 5/1, 8, 15, 22, 29, 6/5, 12, 7/17, 25, 8/1, 7, (8/14号には未掲載)8/21, 28-?(その後はフランス国会電子図書館「ガリカ」未収蔵のため確認できず。2007年版『メグレ全集』第3巻の書誌では1934/4-10(?)掲載となっており、特定されていない)(1939/12執筆) 『メグレと超高級ホテルの地階』長島良三訳、《EQ》1995/5(No.105, 18巻3号)pp.235-312* [《マジェスティック》の地下室] 3. La maison du juge, « Les Ondes » 1941/4/27-8/31号(全19回)(1940/1/31執筆) 『メグレと判事の家の死体』長島良三訳、《EQ》1988/3(No.62, 11巻2号)pp.207-280 ・TVドラマ 同名 ジャン・リシャール主演、Maurice Frydland監督、1987(第73話) |
シムノンは戦時中に6作のメグレ長編を書き、それらはガリマール社から3作ずつの合本として、『メグレ帰還…Maigret ravient…』(1942)、『署名ピクピュスSigné picpus』(1944)の2冊となって刊行された(後者にはさらにノンシリーズ中短編5編を収録)。現在はいずれもガリマール社のペーパーバック叢書から分冊で刊行されている。
『メグレ帰還…』の3作は、収録順に『メグレと死んだセシール』『メグレと超高級ホテルの地階』『メグレと判事の家の死体』。ただし執筆は[2][3][1]の順番だとわかっている。近年出たペンギンクラシックスの新英訳版は基本的に刊行順を踏襲したので[1][2][3]の順番に翻訳が出たが、執筆順を採用したオムニビュス社版『メグレ全集』では[2][3][1]の収録順になっている。本連載では執筆順に読んでゆくことにしよう。つまり今回は[2]の『メグレと超高級ホテルの地階』だ。
フランスでは今日、シムノンの第一期・第三期作品はプレス・ド・ラ・シテ社系列のペーパーパック叢書から出ているのだが、第二期作品だけいまもガリマール社系列からの出版となっている。つまりフランスでも(全集版を除けば)ひとつの叢書ですべてのメグレを読むことはできない。
こうした事情が働いたのかどうかは不明だが、日本でも第二期メグレ長編はふしぎな扱いを受けていて、長編6作のうち5作はいまも単行本化されておらず雑誌《EQ》掲載版しかない。だがこれはいかにももったいない話だ。第二期メグレはエンターテインメント性が存分に発揮された秀作揃いだ。ひとりでも多くの海外ミステリーファンに読んでほしいと強く願う。
久しぶりの長編登場で、メグレは司法警察局の現役警視に戻っている。勤め上げて25年だとあるから、壮年の時期である。読み始めてまずモダンな舞台設定と、淀みなく流れる筆致に惹きつけられた。第一期メグレはシムノンの青春の産物で、触れれば切れそうな繊細さや文章のささくれ立ちが多少ともあったのだが、いったん引退のエピソードを通り抜けた後で復活したメグレは作者シムノンとともに成熟し、余裕さえ醸し出して、のびのびと「エンターテインメントミステリー小説の虚構世界」を楽しんでいる。第一期はシムノンが自分の成長のために書いていたのだとしたら、第二期は読者の要望に応じて、プロの作家として作品を世に送り出している──そんな印象を受けるのだ。
実際、本作はジャンルミステリー小説としてちゃんと面白い。作家の人生観や信条に興味はないが、ただ暇つぶしのために面白い小説を読みたいという(おそらくは大勢の)読者にとって、第二期メグレはうってつけの小説だろう。
主要舞台はパリの高級ホテル《マジェスティック》。第1作『怪盗レトン』(第1回)にも登場した縁のある場所だ(架空のホテル名だが、本作の設定と同じところに高級ホテルは実在する)。
ある朝、プロスペル・ドンジュは少し遅れて6時10分にシャンゼリゼ大通り沿いの高級ホテル《マジェスティック》の従業員通用口に着いた。彼はカフェテリアの主任である。いくつか用事をすませてから地下の更衣室に行ったとき、ふと予感がして、ふだんは使われていないロッカーを開けた。絞殺された女性客の死体が入っていた。
殺されたのはクラーク夫人で、1週間前から夫のオズワルド・クラーク氏や男児、女性家庭教師、小間使いとともに、1日千フランするスイートルームに宿泊していた。ただし夫のクラーク氏は前夜ローマへ向けて発った後だという。
司法警察局特別捜査班主任chef de la brigade spéciale à la Police Judiciaire・メグレ警視の出動である。夫人の死亡推定時刻は午前6時から6時半の間で、おそらく更衣室で殺されたのだろう。ドンジュが着いたとき彼がホテルで見たのは会計係ジャン・ラミュエルとダンサーのゼビオのふたりだが、その後は料理長を始め多くの従業員が地階で働いており、またドアマンを含め誰でも降りてゆくことはできる。なぜ夫人はそんな早朝にホテルの地階へ行ったのだろう? メグレのもとにクラーク家の家庭教師エレン・ダロマンが駆けつけてくる。夫人の顔を見たいというが、英語のわからないメグレは彼女と会話が成り立たない。いちいち通訳を介して事情を説明する羽目になる。だがなぜか彼女は警察の質問には応じないといい張るのだった。
捜査の早い段階で、殺されたクラーク夫人はかつてミミという名で南仏カンヌのキャバレーでホステスをしていたこと、プロスペル・ドンジュとその内縁の妻シャルロットはカンヌで彼女の仕事仲間だったことが判明する。ドンジュらが口を噤むので、メグレはミモザが陽光を受けて眩しいカンヌまで出向き、当時のホステス仲間ジジを捜し出して事情聴取し、かつてミミはクラーク氏と結婚する前プロスペル・ドンジュとつき合っており、いまの子供はドンジュの息子である可能性が高いとの確証を得た。ところがパリへ戻ってみると、予審判事ボノー氏はすでにそのことを知っていた。シャルロットの筆跡とまるでそっくりな告発文が届いていたのだ。ボノー判事はドンジュに前科があったことも突き止め、彼が殺しの犯人だと確信して勾留した。だがメグレには彼が犯人とは思えないのだ。判事への告発文も誰かが偽造したのではないだろうか?
登場する刑事はリュカ部長刑事le brigadier[これまで通り巡査部長と訳して構わないだろう]、トランス、ジャンヴィエ。レストラン《ドフィーヌ》が登場し、メグレ夫妻はリシャール・ルノワール通りのアパルトマンに暮らし、メグレ夫人は夫のことを「ジュール」とは呼ばずに「メグレさんmonsieur Maigret」と呼びかける。私たちに馴染みのある基本設定がちゃんと描かれている。すでにこの時点でシムノンはメグレものを娯楽小説シリーズとして続けてゆこうと考えていたことがわかる。『男の首』(第9回)でメグレと犯人が劇的な対面を果たした実在のレストラン《クーポール》も登場する。
第一期メグレは地方が舞台だったり、農夫や漁夫が出てきたりすることが多かったが、今回はパリのシャンゼリゼ大通りに面した高級ホテルが舞台で、しかも途中の捜査先は光鮮やかな南仏カンヌ。これだけでもずいぶん垢抜けて雰囲気が変わった印象を受ける。しかも殺された女性はアメリカ人実業家の妻で、本作では家庭教師やクラーク氏と話す際にいちいち通訳を立てなければ意思疎通できない。メグレは途中でクラーク氏から怒りのパンチを食らい、痣をつくってクラーク氏をボノー判事のところへ連行してゆく。だがそこでもクラーク氏の反論は通訳を介さなければならない。作者シムノンの筆の余裕が生んだ効果だろうが、こうしたどたばたや繰り返し描写が読んでいて楽しい。ユーモラスで、ほっこりする。物語の緊張感に緩急があるのだ。しかも物語の最後には怒りを湛えたメグレが犯人に一発見舞うというかたちでパンチが繰り返されており、とてもよい効果を上げている。
メグレシリーズにおける判事といえばコメリオだが、今回の予審判事はボノーという男だ。判事役がレギュラーでないのもうまい設定だ。ようやくカンヌから疲れて戻ってきたメグレに対し、ボノー判事はさも楽しげに「われわれ二人がおなじことを知ったというのは愉快だ、わしはパリのこの事務所から一歩も出ずに、きみはコートダジュールまで行って……」(長島良三訳)と皮肉をいうのだ。このことでボノー判事のキャラクターも立ち上がってくる。生真面目なコメリオだとこの味は出せない。
ときどき料理への言及があるのも興味深い。メグレがプロスペル・ドンジュとシャルロットの家に行くと、ストーブの上ではミロトン mirotonがとろ火で煮えている。フランス中部の郷土料理で、牛肉を煮込んでトマトシチューにした、ハヤシライスの原型といわれる料理。シャルロットの料理レシピノートは筆跡確認の証拠品となる。ホテル通用口近くの居酒屋で、メグレは缶詰のカスレcassouletを注文する。フランス南西部のやはり郷土料理で、白いんげん豆の煮込みだ。有名な《クーポール》ではビーフステーキのフライドポテト添えや伊勢エビが出てくる。このように具体的な料理名が書かれるのはいままであまりなかったので、第二期に入ってからシムノンがエンターテインメントシリーズとしてのフォーマットを意識しているのがわかる。
いちばんの読みどころは、上流、中流、下流階級それぞれの人物が書き分けられ、各々の立ち位置の違いが事件の真相と直結している点だ。アメリカ人クラーク氏は高級ホテルのスイートに連泊できる上流階級。プロスペル・ドンジュやその内縁の妻シャルロットはある程度の定収入があり、シャルロットは他人がちょっと見ただけなら中流階級の婦人と思われるくらいになった。そして南仏で荒んでいた独り者のジジは、社会の底辺の女性。かつてミミ、シャルロット、ジジの3人は同じく社会の下層で生きていたのに、ミミは富裕アメリカ人と結婚し、クラーク夫人と名前を変えて上流階級に成り上がった。シャルロットは慎ましくパリで暮らせているものの、事件発生によっておのれの過去を否が応でも思い出すことになる。ジジは下層の女のままだが事件を解く手がかりを提供し、シャルロットと再会して、今後の人生にいくらかの希望が生まれる。犯人側の動機も社会階級と無縁ではない。上流階級にのし上がろうとして、その度に失敗してきた犯人は、多くの関係者を騙して姑息に罪をなすりつけようとしたことで本来同情の余地はないが、それでも不運で孤独な人間であったことは間違いなく、そのことには胸を衝かれる。
本作は11章から成るが、10章前半まで読み進めても犯人はわからない。最終章でメグレは関係者を自分のオフィスに集めて一気に謎解きをしてみせる。まさに「名探偵」のふるまいで、こんなメグレを見るのは久しぶりだが、エンターテインメントらしさが増している。そして先ほど書いたように、メグレは最後に犯人へ一発パンチを見舞う。怒りを露わにするメグレを見るのも久しぶりだ。メグレというキャラクターの特徴を補強する場面だが、読者も胸のすく思いがするはずだ。よい意味での成熟した王道展開、娯楽の基本がしっかり提示されている。
本作は戦時中に新聞連載のかたちで発表された。初出の《マリアンヌ》誌面を電子図書館ガリカで確認して驚いた(https://gallica.bnf.fr/ark:/12148/bpt6k76448837)。戦争一色である。最初のころはヒトラーやナチスに対する風刺画も載っているが、やがてそんな余裕さえなくなり、突撃する兵隊や空襲で焼け出された母子など殺伐とした戦争画ばかりになってゆく。ガリカには1940年発行の《マリアンヌ》誌がすべて揃ってはいない。収蔵誌に欠けがあって、本作の連載最終回がいつだったのかさえ確認できない。それほど凄まじい戦況だったのかと、フランス近現代史をよく知らない私には改めて驚きであった。そんななかで本作は発表され、しかも高級ホテルを舞台にして、アメリカ市民まで登場させ、英語でしゃべらせた。いま本作を読んでも戦争の影はまったく感じられない。庶民向けの娯楽小説に徹して書かれた長編作品だったのだとわかり、作者シムノンのプロ根性を見た気がして感銘を受けた。
雑誌《EQ》掲載版の解説で訳者の長島良三氏は「ボワロー&ナルスジャック氏はその名著『シムノン論』のなかで、本書をメグレ・シリーズの三本の指に入る傑作としている」と書いている。これはトーマ・ナルスジャックの単独評論書『シムノンの場合はLe cas Simenon』(1950)のことだろう。復刊版(2000)と英訳版『シムノン論The Art of Simenon』(1952)のページをざっとめくってみたが、「三本の指に入る傑作」という主旨の文章は見つからなかった。ただし、メグレシリーズはその人物描写から3つの時期に区分できるとして、中期の例に本作が挙げられた箇所はある。
ナルスジャック本の一部は「メグレ警視論(メグレ警部論)」(小副川明訳)として長島良三編『名探偵読本2 メグレ警視』(パシフィカ、1978)と中田耕治編『推理小説をどう読むか』(三一書房、1971)に訳出されている。上に紹介した箇所も訳出部分の冒頭にある。
ちょうど本作への言及箇所も訳出されている。
(前略)空しくも一九三〇年代の物語を堅苦しいものにしていたある種のぎこちなさ、もったいぶった様子を、シムノンとメグレは失ったのである。シムノンは折りがあれば、真の《
戯れ 》を考え出す。たとえば、『《荘厳館》の地下室』[本作のこと]において、クラークはメグレの頬に平手打ちをくわせ、メグレは彼を判事の家へ連れて行く。それから、クラークがしゃべっている間、メグレはたびたび問いかける。「こいつは何を言っとるんかね」と。他方、メグレが釈明しているときは、クラークが英語で同じ質問を発する。これはルネ・クレールの映画に匹敵する。(中略)
この親切さ、滑稽な人のよさなどが釣り合いと力と健全さを表しているのであり、とても以前のシムノンは、それをこれほどには持ち合わせていなかったのである。(後略)
同感だ。さらにナルスジャックは次のように指摘している。
(中略)ルネ・クレールが『沈黙は金』の中で、一九〇八年時を再発見したような、いたずらっぽい悦びをもって、シムノンは司法警察官のトランスやジャンヴィエ、ドフィーヌ広場などに再会する。ルネ・クレールと同様、ほんの少し憐憫の情をもって、ちょっとした冗談や青春の奇想を、移調し、様式化し、詩に変えるのである。彼は伝統的な探偵小説に対するに、真の探偵《
譚 》を提供しているのであり、それはラ・フォンテーヌの寓話が、方法序説 に持つ関係のようなものなのである。
『セシルは死んだ』[メグレと死んだセシール]『《荘厳館》の地下室』[メグレと超高級ホテルの地階]『判事の家』[メグレと判事の家の死体][いずれも合本『メグレ帰還…』収録作]、これらは、その構成、登場人物の選択、行動の《雑多な組合わせ》によって、真の小説なのである。(後略)
【註】ひょっとしたらこの最後の部分を、長島氏は「三本の指に入る傑作」と深読みしたのかもしれない。
これまでメグレものは執筆順に読むのがいちばんよいと述べ続けてきたが、「全部を読むつもりはないから面白いところだけつまみ読みして雰囲気を味わいたい」という人は、いっそのこと第二期の長編作品、つまり本作から読み始めるのも手だと思う。第二期メグレの長編はエンターテインメント性のバランスがよく、シリーズ設定も確立されていて親しみやすいと思われるからだ。
実際、第二期メグレの長編は何度も映像化されている。よくできた物語だからだろう。
本作のルパート・デイヴィス版TVドラマは映像ソフトが出ていない。
ジャン・リシャール版のドラマを観るのは久しぶりだ。本作は第73話とかなり後期のドラマ作品で、主演のリシャールは老眼鏡をかけている。
フランス人に聞くとメグレのTVドラマといえば何といってもブリュノ・クレメール版が思い出されるのだそうだが、私はジャン・リシャール版の方が好きだ。まだメグレがよく読まれていた時代のフランス、パリの雰囲気、つまり街並みの風景が画面にちゃんと残っていて、古書のカバー写真を見るような懐かしい気持ちになるからだ。今回も司法警察局のあるオルフェーヴル河岸36番地の玄関口やレストラン《クーポール》で本当にロケ撮影したと思えるシーンが出てくる。1987年製作なので司法警察局の内部も近代化されているが、かえってそれが80年代のフランス語ペーパーバックを手にするかのようで好ましい。セーヌ河岸を歩いてゆくジャン・リシャールの背中も絵になっている。
ジャン・リシャール版とブリュノ・クレメール版はどちらも90分ドラマ。クレメール版は後期作品になるほど生彩がなくなり退屈極まりない代物になってゆくというのが私の総合評価だが、本作は第7話と初期の作品なので演出にめりはりがあり、無意味なお色気ヌードシーンもお約束のように挿入されているのが微笑ましくて(しかもぼかしておらず丸見えのように思える)楽しめた。どちらのドラマも家庭教師やクラーク氏の英語をいちいちフランス語に通訳する場面は再現されているが、映像だと小説を読んだときのおかしみが消えてしまっているのが惜しい。そして彼らの英語の方がくっきり理解できてしまう自分の耳が悲しい。もっとフランス語が聞き取れるようになりたい。が、これでも最初のころよりはいくらかわかるようになってきたのだ。
英国グラナダテレビのマイケル・ガンボン版を観るのも久しぶりだ。今回観たドラマはどれも原作に忠実で好感が持てたが、ガンボン版は60分番組なので、どうしてもリシャール版とクレメール版を観た後だと展開が駆け足に感じられてしまう。シムノンの300枚の原作はやはり90分がちょうどよいのだ。なおガンボン版はもともと英語のドラマなので、通訳のユーモアは使われていなかった。
第二期メグレの長編は、戦時中にアルベール・プレジャン主演で3作映画化されている。だが3作目の本作だけ映像ソフトが出ていない。
▼他の映像化作品(瀬名は未見)
・映画 同名 リシャール・ポティエRichard Pottier監督、アルベール・プレジャンAlbert Prejean、ジャック・ボーメJacques Baumer出演、1944
・TVドラマ『Maigret im Luxushotel(The Cellers of the Majestic)』ルパート・デイヴィス主演、1963(第43話)
瀬名 秀明(せな ひであき) |
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1968年静岡県生まれ。1995年に『パラサイト・イヴ』で日本ホラー小説大賞受賞。著書に『月と太陽』『新生』等多数。 『石の花』などで知られる漫画家・坂口尚氏の未完コミック作品をリブート、小説化した長篇『紀元ギルシア』が、《WEBコミックトム》にて連載中(http://www.usio.co.jp/read/kigen_greecia/index.html)。 NHK Eテレ『100分de名著』2020年3月放送の「アーサー・C・クラーク スペシャル」で指南役(講師)を担当。テキスト発売は2月25日ころから。 ■最新刊!■ ■解説:瀬名秀明氏!■ |
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