【5/28追記】おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望の方は専用アカウント(saitamadokushokai@gmail.com)までご連絡ください。

 名古屋、札幌、関西、さらには福島から読書会開催の便りが届いていますが、はい、関東でもやりますよー。第3回埼玉読書会のお知らせです。

 前々から、「次は野郎な小説を取りあげます」と言っていましたが、わたしの頭にあったのは、アクション満載で男くささむんむんの、スカッとする物語でありました。その方針でいろいろと本を探すものの、これはというものは版元品切れだったり、600ページ近くにもおよぶ大作だったりと、うまく条件に合うものが見つかりません。長いのが悪いというわけではありませんが、翻訳ミステリをあまり読まない方にも参加していただくためには、読んでみてもいいかなと思える分量に押さえたいところ。

 あれこれ考えた末に選んだのが——マイクル・Z・リューインの『刑事の誇り』でした。どこが野郎小説やねん、というツッコミもありましょうが、もうこれでいきます。いかせてください。

 本作は偏屈で毒舌な中年刑事、リーロイ・パウダー警部補を主人公とするシリーズ2作目にあたります。前作では万年夜勤刑事としていくつもの事件を追いかけていたパウダーですが、この2作目では昼間の勤務の失踪人課に異動となり、若い女性刑事とコンビを組みます。前作と共通して登場する人物はほとんどいないので、これだけ読んでも問題なし。男くささというより、加齢臭ただようパウダー刑事のオヤジぶりを堪能しましょう。

 会場はまたまた熊谷市ですが、過去2回、熊谷市民の参加がありません。それではちょっとさびしいですし、今後、埼玉読書会の活動を広げるためにも、県北の民の参加をうながしたいところ。というわけで、熊谷市在住の方、1名様にかぎり無料といたします! 申し込みの際にその旨をお書きになり、住所が確認できるものをご持参ください。複数いらした場合は抽選といたします。

 もちろん県内各地や他県からの参加もお待ちしています。お時間のある方は、昨年、国宝指定を受けた妻沼の聖天様を見学してはいかがですか? 

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日時:2013年6月1日(土)14:30〜16:30

場所:熊谷駅(JR高崎線および秩父鉄道)近く

  (徒歩数分の場所です。参加される方に別途ご連絡します)

課題書:『刑事の誇り』(マイクル・Z・リューイン/田口俊樹訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)

     *各自ご用意のうえ、当日までにお読みください。

定員:12名

参加費:一般1000円、学生500円(会場費+諸経費)★熊谷市在住の方、1名様のみ無料!

    *当日受付でお支払いください。

申込方法:

 ◎専用アカウント(saitamadokushokai@gmail.com)までメールでお申し込みください。

 ◎件名を「埼玉読書会3」とし、本文にお名前(本名または著訳書のペンネーム)とご連絡先電話番号をお書きください。ハンドルネームのみでの参加は不可とさせていただきます。

 ◎本会後に懇親会をもうけます。参加を希望される方はその旨もお書き添えください(当日参加も可ですが、できるだけ早めにご連絡いただけると助かります)。

 ◎定員になり次第締めきりますのでご了承ください。

埼玉翻訳ミステリー読書会世話人 東野さやか(ツイッターアカウント @andrea2121

後援 翻訳ミステリー大賞シンジケート

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