みなさま、こんにちは。第9回埼玉読書会のお知らせです。

 前回はヘンリー8世が統治していた時代のイングランドを舞台にした作品をとりあげ、第10回となる11月の読書会ではすでに第2次世界大戦期のドイツを舞台にした作品を取りあげることが決まっています。だったら、今回はアメリカの小説でしょう。それもコテコテの。

 というわけで決めたのがこれ。ジョー・R・ランズデールの『ボトムズ』です。

 ランズデールというとウェスタン小説にホラー、SFと幅広いジャンルで活躍している作家。また、ミステリではハップとレナードという黒人と白人コンビを主人公にした、下ネタ満載のクライムフィクションの書き手でもあります。

 今回取りあげる『ボトムズ』は2000年にエドガー賞最優秀長篇賞を受賞した作品で、殺人事件を軸としてはいるけれど、ミステリというジャンルを超えた小説と言えます。

 版元の説明によれば——

 八十歳を過ぎた今、七十年前の夏の出来事を思い出す──十一歳のぼくは暗い森で伝説の怪物ゴート・マンに出会った。必死に逃げて河岸に辿りついたけれど、そこには切り刻まれた黒人女性の全裸死体が木にぶらさがっていた……恐怖と立ち向かう少年の姿を描いたアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。

 人種差別、家族の再生といった要素もさることながら、東テキサスのじめっとした情景描写が秀逸な作品です。みなさまのご参加をお待ちしています。


日時:2015年7月11日(土)14:00〜16:45(途中ティータイム休憩をはさみます)

場所:JR浦和駅から徒歩圏内(参加される方に別途ご連絡します)

課題書『ボトムズ』(ジョー・R・ランズデール/北野寿美枝訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)

     *2001年の単行本での参加も可能です。

     *各自ご用意のうえ、当日までにお読みください。

定員:12名

参加費:500円(会場費+諸経費)

     *当日受付でお支払いください。

申込方法

 ◎件名を「埼玉読書会9」とし、以下のフォーマットにて専用アドレス(saitamadokushokai@gmail.com)までメールでお申し込みください。

  • お名前(本名フルネームでお願いします。プロの筆名は可):
  • 連絡先電話番号(携帯可):
  • 懇親会(会費4000円前後):参加 不参加 (どちらかを消してください)

 ◎定員になり次第締めきりますのでご了承ください。

 ◎申し込みメール受信後48時間以内に受付メールをお送りします。48時間以上経過しても受付メールが届かない場合、メールの受信設定を確認のうえ、再度、専用アドレスまでご連絡ください。

埼玉翻訳ミステリー読書会世話人 東野さやか(ツイッターアカウント @andrea2121

後援 翻訳ミステリー大賞シンジケート

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