おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを希望される方は minamitokyo.dokusho@gmail.com までご連絡ください。(5月8日追記)

伯爵 「カーソン、カーソン!」

執事 「はい、旦那さま」

伯爵 「読書とは、しみじみ、いいものだな。読んでいるあいだはストーリーに夢中になり、話の先が気になってつい読み進んでしまう。と同時に、作品があまりにすばらしくて読み終えたくないとも感じる。ゆっくりと文章の美しさを味わい、いつまでもこの作品世界に耽溺していたい。一言一句を大切に読みたいのに、続きが気になって、つい急いで読み進んでしまうというジレンマを覚える作品と、久しぶりに出会ったのだよ」

執事 「はあ、そうでいらっしゃいますか」

伯爵 「そんな作品のタイトルを知りたいかね?」

執事 「はい、教えていただきたく」

伯爵 「ヒントその1。おとなじゃない。ヒントその2。次回の多摩南読書会の課題書」

執事 「そ、そ、それは……ひょっとすると……」

伯爵 「そうなんだ。イアン・マキューアンの『未成年』。いや、この作品にはノックアウトされたよ。読後の余韻がまだよくてね。それで、次回の多摩南読書会の課題書と聞いていたのだが、南東京も同じ課題書にさせていただくことにしたんだ。ありがとう、多摩南読書会の世話人のおふたり!」

執事 「しかし、『未成年』はミステリー作品とはいえないのでは……」

伯爵 「だが、サスペンス的な要素はあるぞ。それにストーリーを左右する分岐点となる箇所がいくつかあり、ここで別の道に進んでいたらどうなっていただろうと、想像力が喚起されるのだ。単行本だから少々値段は張るが、それだけの価値はある作品なのだよ! ああ、読書会でいろいろな感想を聞けると思うと、いまから胸が躍るぞ、カーソン!」

執事 「多摩南読書会(6月12日開催予定)にも、ぜひ、ご参加くださいと、わたしからもお願いいたします!」


開催日   2016年5月14日(土)

場所    渋谷駅/表参道駅近くの会議室(お申し込みくださったかたに直接、連絡いたします)

時間    午後2時開場 2時30分開始 4時30分終了(その後、懇親会の予定あり)

課題作   『未成年』(イアン・マキューアン著/村松潔訳/新潮クレストブックス)当日までに読了のうえ、ご参加ください。

参加費   500円、学生300円(会場費など)。当日、受付でお支払ください。

  *飲み物が必要なかたはご自身でご用意願います。

参加方法  minamitokyo.dokusho@gmail.comまで下記のフォーマットにご記入のうえ、ご連絡ください。また終了後、近辺の店で懇親会を開催します(会費別途、4500円前後)。詳細は参加希望のかたにメールでお知らせします。こちらへの出欠もご記入ください。

お名前(ご本名フルネームまたは著訳書のペンネーム):

ご連先電話番号(携帯可):

区分(該当しないものを消してください):一般/学生

懇親会への参加:希望する/希望しない

  • 定員は12。12名になり次第、募集を締め切らせていただきます。
  • 申し込みメール受信後48時間以内に受付メールをお送りします。送信後48時間以上経過しても受付メールが届かない場合、メールの受信設定を確認のうえ、再度、専用アドレスまでご連絡ください。

南東京読書会世話人 栗木さつき 国弘喜美代(ツイッターアカウント @CholoKimiyo

後援 翻訳ミステリー大賞シンジケート

以上。

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