満席のため締め切りました

 東京や大阪はもう5回目をやるっつーし、福岡でもやってるし、こないだは横浜でもやったっつーのに、名古屋は何しとるんだ出遅れとるでにゃーかドタワケが! と思ってらした在名翻訳ミステリ好きの皆さん、お待たせしました。ホントにホントにお待たせしました。

 ついに満を持して、名古屋読書会が始まります!

 名古屋と言えば味噌カツきしめん手羽先のB級グルメ王国。ならばもちろん課題図書はこれしかありません。

  ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ

 刑務所を出たばかりの元大工テリーが就職したのはピザ店「カーロ」。そこでデリバリーの仕事につき、個性派ぞろいの従業員たちに助けられながら生活の立て直しを図ります。ところが嫌われ者の同僚が殺され、テリーは容疑者扱いされるはめに。だったら自分で犯人見つけるまでよ! ……田舎町を舞台にした働く男たちのミステリー。出版と同時に「面白い!」という声があがった本書は、ありそうでなかったガテン系の男コージーです。いいなあ、からっとした男同士のチームワークって……。

 シリーズ2作目『ピザマンの事件簿2 犯人さがしはつらいよ』では新たな展開もあって更にわくわくなのですが、今回の課題図書は1作目だけとします。でも余裕があったら2作目も読んでみて下さいね。え、この人が!という驚きの……いや、ここまでにしておこう(笑)

 そして趣向がひとつ。出遅れた分なにかで巻き返しを図らねば──ということで第1回名古屋読書会ではスペシャルな企画をご用意しました。

 なんと、本書に出てきたピザを食べながらの読書会です!

 本格釜焼きピザ店にて本場のピザをつまみつつ、カーロの面々になった気分で語り合いましょう。

 しかも本書の翻訳を担当された鈴木恵さんも御参加予定です。裏話が聞けるチャーンス!

 これまでの読書会は、集会室での開催のあと食事会に流れるという形式でしたが、今回はそれが同時開催になります。が、あくまでメインは読書会。アルコールは乾杯のビールくらいにして(ビールは作中にも出てくるからOK!)、軽めの前菜とピザ各種、という内容を考えています。飲み足りない人は二次会で!

 名古屋駅から徒歩圏内で会場を押さえてありますので、愛知県内のみならず岐阜や三重からの参加もどうぞお気軽に。

 ビギナーの方も大歓迎。ライトで明るいミステリで、翻訳小説を読み慣れてない方でもお楽しみいただける作品だと思います。

 翻訳ミステリ好き・コージー好き・ピザ好きの皆様のご参加をお待ちしております。

 日時: 11月26日(土)17:00〜19:30

 場所: 名古屋駅近くのピザ店(個室)

    お申し込みを戴いてからお店の場所や予約者名などをご連絡します。

 課題作品: 『ピザマンの事件簿 デリバリーは命がけ』ヴィレッジブックス

        L・T・フォークス著/鈴木恵訳

 定員: 22名(幹事・ゲスト除く)

 幹事: 大矢博子(書評家)

      越前敏弥(翻訳ミステリー大賞シンジケート事務局)

 参加費: 飲食代になりますので不確定ですが、3000〜4000円程度。

       学生は最大半額までの割引を考えています。

◎申し込み方法

 名古屋読書会専用アカウント cozymystery@nifty.com にメールでお申し込み下さい。件名に【読書会11/26】、メール本文にお名前とご連絡先電話番号(携帯電話も可)をお書き下さい。

◎課題作品は各自ご用意の上、当日までにお読みください。

◎定員に達しましたら、応募受付を締め切らせていただきます。

◎ご不明な点は上記の cozymystery@nifty.com までお問い合わせ下さい。

大矢博子(おおや ひろこ)。書評家。著書にドラゴンズ&リハビリエッセイ『脳天気にもホドがある。』(東洋経済新報社)、共著で『よりぬき読書相談室』シリーズ(本の雑誌社)などがある。大分県出身、名古屋市在住。現在CBCラジオで本の紹介コーナーに出演中。ツイッターアカウントは @ohyeah1101。 ただしCS及び日本シリーズの最中は野球ツイートで埋めつくされる可能性大