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第4回名古屋読書会〈納涼ディーヴァー祭り〉のご案内
地方読書会がついに北の大地で産声をあげたと聞き、感動で胸がおっぱいです。間違い。いっぱいです。札幌。それは虹と雪のバラード。王子のハンカチが時計台に舞い、ススキノの誘惑にクラーク博士も揺れる街。大通り公園にテレビ塔がそびえる街。そんな街での読書会の盛況を名古屋からお祈り申し上げます。
札幌読書会は他人事ではありません。なぜならば名古屋もまた、幅100メートルもあるだだっ広い道路の真ん中に公園を造りテレビ塔をおっ立てるという、よく似た都市なのです。ドラゴンズタオルが金シャチに舞い、錦三の誘惑にナナちゃん人形も踊る街。手羽と味噌のバラード。
そんなわけで(どんなわけで?)、やってきました第4回名古屋読書会。課題図書はツイストの帝王、どんでん返しの魔術師、この著者にハズレなしのジェフリー・ディーヴァー『追撃の森』(文春文庫)だ! どんな話かというと……
♪ある日 森の中 殺し屋に 出会った
花咲く 森の道 殺し屋に 出会った
♪殺し屋の 言うことにゃ お嬢さん お逃げなさい
すたこらさっさっさのさー すたこらさっさっさのさー
♪ところが 殺し屋が あとから ついてくる
バキュンバキュン、ドカッバキッ、バッシャーン、グサッドサッ……
…………
何をいきなり歌い出したかとお思いでしょうが、つまりそういう話なのです。車なし銃なしケータイなし援護なしの女性保安官ブリンが足手まといを1名連れて、殺し屋2人組から森の中を逃げて逃げて逃げまくる一夜の攻防、はらはらどきどきノンストップサスペンス。殺し屋が持っているのは白い貝殻の小さなイヤリングではなくショットガンだのナイフだので、もちろんブリンも「あら殺し屋さんありがとうお礼に歌いましょう」ってなわけにはいかない。追って追われて騙し騙され「志村、うしろー!」と叫ぶこと数限り無し。文庫オリジナルのノンシリーズ作品なので、これがディーヴァー初体験という読者でも無問題だがや。
文藝春秋社のディーヴァー担当編集者、いやさディーヴァー番記者とも言える翻訳出版界の貴公子・永嶋俊一郎氏をゲストに迎える他、在名ミステリ作家も複数参加予定。始まったばかりのオリンピックも気になるでしょうが、ここは堪えていただいて。題して〈五輪よりブリン! 納涼ディーヴァー祭り〉はお盆シーズンを避けて7月末の開催だ。お盆は忙しいしね、親戚が集まったりするしね。これを盆コレクターと言います。嘘です言いません。ボンゴレ食ったー? ごめんなさいもうやめます。いや『追撃の森』ってダジャレにしにくくて……しないでいいですかそうですか。
ともあれ、ちょい早めの夏休み、遠方からの参加も大歓迎! 会場は名古屋駅新幹線口からすぐなので、名古屋読書会に興味のある皆さんはこの機会にぜひ来やーせ。まるで味噌煮込みの鍋に放り込まれたかのような猛暑の名古屋を、戦慄のディーヴァー作品で涼しく過ごそうじゃにゃあか。二次会は担当幹事が腕によりをかけて納涼企画を考案中だ!
そしてもちろん今回もあるぞ無料企画に割引企画。『追撃の森』というタイトルにちなんで、「森さん」2名まで無料! そして森さんがいない場合に限り、名前に「森」の字が入ってる人は先着4名まで半額サービスだ。森さんはもちろん、中森さん森野さん森村さんもみんな集まれ〜!
詳細
日時:7月28日(土)15:00〜18:00
※終了後に打ち上げ(納涼企画つき)を予定しています。
場所:名古屋駅新幹線口近くの会議室
課題作品:ジェフリー・ディーヴァー著/土屋晃訳『追撃の森』文春文庫
定員:30名(幹事・ゲスト含む)
グループディスカッション方式をとります。
参加費:会場代・諸経費として1000円。学生・森さん(先着2名)無料。
森さんがいない場合は、お名前に「森」の字が入る方、先着4名まで半額。
◎申し込み方法
名古屋読書会専用アカウント cozymystery@nifty.com にメールでお申し込み下さい。件名に【読書会7/28】、メール本文にお名前とご連絡先電話番号(携帯電話も可)をお書き下さい。
◎課題作品は各自ご用意の上、当日までにお読みください。
◎定員に達しましたら、応募受付を締め切らせていただきます。
◎ご不明な点は上記の cozymystery@nifty.com までお問い合わせ下さい。