(4月22日追記)おかげさまで満席となりました。キャンセル待ちをご希望の方は公式アカウント( cozymystery@nifty.com )までご連絡下さい。

 ちょっと奥さま、ご覧になりまして? NHKドラマ『ロング・グッドバイ』の初回放送! ワタクシ、三十年前にチャンドラーの小説に出会って以来初めて、フィリップ・マーロウをカッコいいと思いましたよ。何ですかあの萌えてよし腐ってよしの二人は!

 原作読者がまず反応したのは、キャバレーの前に停められた車からテリー・レノックスの、いや、ここでは綾野剛演じる保の左足がぶら下がってる映像でしょう。清水訳『長いお別れ』では「左足を自分のものではないといったように車の外にぶらぶらさせている」、村上訳『ロング・グッドバイ』では「左足が忘れ物みたいに外に垂れ下がっていた」となっている個所です。ドラマでは「ぶらぶら」はしてなかったので、ここは村上訳に沿ったようですね。いやもう、どっちでもいいんですけどね。綾野剛の足ってだけで。

 そんな(どんな?)興奮も覚めやらぬ中、第11回名古屋読書会の告知ですよ。5月17日の土曜日です。課題図書はもちろんレイモンド・チャンドラー『長いお別れ』/『ロング・グッドバイ』。どちらで読んでもOKですが、チーム分けのため、どちらで読むか(読んだか)を後日申告していただきます。言わずもがなですが、本を読んできて下さいよ。ドラマ視聴は参加資格に入りませんよ。

 そしてなんと、今回のドラマの小説版『ロング・グッドバイ[東京編]』(ハヤカワ文庫)の執筆者であり、チャンドラーに造詣の深いハードボイルド作家・司城志朗さんがゲストとしてご参加下さいます! 御著書『ゲノムハザード』が、つい先頃日韓共作で映画化されたばかり。単著だけでなく、矢作俊彦さんとペアを組んだクライムノベル『犬なら普通のこと』や幕末アクション『ARAKURE』など、幅広くご活躍の地元作家さんが満を持して登場です。

 また、前回もご出席くださった椙山女学園大学の長澤唯史先生(アメリカ文学がご専門)や、早川書房の編集者・小塚さんも参加予定。もちろん、世話人の片割れ・加藤篁氏は筋金入りのチャンドリアン。もうひとりの世話人・ワタクシ大矢はハードボイルド嫌いのはずが、浅野忠信のマーロウに萌え死んでしまって立ち位置に迷い中。

 しかも今回は時間がいつもより早く、二次会が済んでもまだ8時前という遠方日帰り可能なスケジュールです。近場ならドラマの最終回放送にも間に合っちゃうぞ。もちろんやります賞品つき推薦文コンテスト。二次会はお馴染みの立食形式で自由な交流が楽しめます。至れり尽くせりで開催される第11回名古屋読書会、以下の要項を読んで、さあ、ギムレット片手に参加表明だ!

詳細

日時:5月17日(土)14:00〜17:00

     ※いつもと時間帯が違います。ご注意下さい。

     ※終了後に立食形式の二次会を予定しています。

場所:名駅近くの会議室

課題図書:レイモンド・チャンドラー著、清水俊二訳『長いお別れ』/村上春樹訳『ロング・グッドバイ』(ハヤカワ文庫)※清水訳のみ電子版あり

定員:約40名(ゲスト・幹事含む)

参加費:大人1,000円 未成年500円(領収書が必要な方は受付にてお申し出下さい)

申し込み方法:名古屋読書会専用アカウント cozymystery@nifty.com にメールでお申し込み下さい。件名に【読書会5/17】、メール本文にお名前とご連絡先電話番号、そして二次会の参加・不参加を必ずお書き下さい。

◎課題作品は各自ご用意の上、当日までにお読み下さい。

◎ご不明な点は上記の cozymystery@nifty.com までお問い合わせ下さい。

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