【満員御礼】第12回翻ミス名古屋読書会はおかげさまで満席となりました。キャンセル待ちを希望の方は、公式メアドまでご連絡下さい。（６月29日追記）
暑くなってきましたねえ。暑いときには辛いもの。汗をかきかきカレーをはふはふ、いいですねえ。名古屋でカレーと言えばやはりこれ。
（さあ皆さん、ご一緒に！）
♪君知る〜や、君知る〜や、お〜りえんたるか〜れ〜え〜♪
オリエンタルカレー……カレー……オリエント……ということで第12回翻ミス名古屋読書会の課題図書は、フランスのカレー行き急行列車が舞台の、これだ！
アガサ・クリスティー『オリエント急行の殺人』
そうです、昨日告知された福島読書会と奇しくも同じ課題図書。しかし先を越されたことに悔いはありません。なんとなれば、アガサに関しては福島に一日の長があるのです。皆さんご存じですか。福島県会津盆地を流れる川の名を。そう、阿賀さ。阿賀川さ。あんたがたどこさ、あがさ。しかも有名な民謡「会津磐梯山」に「小原庄助さん、なんで身上つぶした 朝寝・朝酒・アガサが大好きで それで身上つぶした」と歌われた、あの福島です。オリエンタルカレーくらいでは到底勝てません。名古屋読書会は敬意を持って、福島読書会の後に続きます。センパイと呼ばせて下さい！
さて、後輩・名古屋に話を戻します。翻訳ミステリーの中でもダントツの知名度を誇るこの作品、知名度ありすぎて読んでないのにネタを知ってるこの作品、複数の版元から複数の翻訳者さんによりさまざまなバージョンのものが出ています。どれで読んできてもＯＫです。皆さんの『オリエント急行の殺人』を見せ合いましょう。「この本を持ってきたのはひとりだけ！」という人にはプレゼントがあるよ。
今回、浜松の私設図書室「アガサ」を主宰されていた庵原直子さんがゲストとしてご参加下さいます。1983年から、ご自身のマンションの一室を解放し、個人の蔵書だけで図書室を長年運営されてこられた方です。読書会なども開催し、ミステリファンの集いの場でもありました。この機会に、ぜひお話を伺いましょう。
（東京創元社・戸川氏による「アガサ」と庵原さんについてのブログ記事）
http://blog.livedoor.jp/togawaoyako/archives/32198580.html
出版界からのゲストは２名。文藝春秋社（クリスティー出してないのに何故だ）から、永嶋俊一郎・別宮ユリア両氏がご参加下さいます。
永嶋氏はスティーヴン・キングやジェフリー・ディーヴァーなどを担当する翻訳ミステリ編集界の貴公子。翻訳ミステリー大賞のコンベンションでもお馴染みですね。名古屋読書会には三回目のお目見えです。
別宮嬢は国内小説担当ですが、クリスティーだけは小学校時代にポケミスで揃えたという剛の者。北村薫氏のベッキーさんシリーズの（名前だけ）モデルでもあります。中日ドラゴンズのファンですが、生観戦するとドラゴンズが負けるという負け神です。読書会前日・当日のナゴヤドームの巨人戦には絶対に行かせません。行かせませんとも。
また、このサイトから生まれた『アガサ・クリスティー完全攻略』（講談社）が好評発売中の評論家・霜月蒼氏がレジュメに寄稿して下さることになりました！ ここでしか読めない霜月氏のエッセイに、乞うご期待。霜月さんには原稿料代わりのオリエンタルカレー詰め合わせをお送りします。
そして久々にやりますよ、該当者割引。
ということで、「ハヤシ」さんは先着１名に限り会費無料だ！
ハヤシさんがいない場合は、コバヤシさん・ハヤシダさんなど、ハヤシの字が入っている人先着２名まで半額にします。来れ、名古屋のハヤシ族！ 真夏の名古屋を走る読書会の夢列車、これに乗ったらもう降りれんと！
詳細
日時：７月26日（土）14:00〜17:00
終了後に立食形式の二次会を予定しています。
20時前には終了するので遠方からの日帰り参加も可能です。
場所：名駅近くの会議室
課題図書：アガサ・クリスティー著『オリエント急行の殺人』（訳者・版元自由）
定員：42名（ゲスト・幹事含む）
参加費：大人1000円・未成年500円・ハヤシさん１名無料
（領収書が必要な方は受付でお申し出下さい）
申し込み方法：名古屋読書会専用アカウント cozymystery@nifty.com にメールでお申し込み下さい。件名に【読書会7/26】、メール本文にお名前とご連絡先電話番号、そして二次会の参加・不参加を必ずお書き下さい。
◎課題作品は各自ご用意の上、当日までにお読み下さい。
◎ご不明な点は上記の cozymystery@nifty.com までお問い合わせ下さい。