翻訳家の橘明美さんにゲストとして参加いただけることになりました! ピーター・トレメインのファンで「フィデルマのようになりたかった」とおっしゃる橘さんは、新訳書ピエール・ルメートル『傷だらけのカミーユ』(文春文庫)が発売されたばかり(本読書会の課題図書は『死をもちて赦されん』です)。また、『傷だらけのカミーユ』担当編集である、文藝春秋の永嶋俊一郎氏もゲスト参加されます(課題図書は『死をもちて赦されん』です)。ルメートルファンの君、このチャンスを逃すな!(くどいようですが課題図書は『死をもちて赦されん』です)
名古屋城でフィデルマちゃん〜第18回名古屋読書会のご案内
残暑厳しい中にも、秋の気配が漂ってくる季節となりました。とは言え、食欲の秋に邁進するには体重が気になるし、ドラゴンズとグランパスがこの体たらくではスポーツの秋もイマイチ。そんな秋の過ごし方にお悩みのあなた、ここはひとつ、《芸術の秋》に浸ってみませんか?
第18回名古屋読書会は、いつもの味気ない会議室を飛び出て、名古屋城に隣接する名古屋能楽堂にて開催します。加藤清正公の銅像に熊本地震の復興を祈念し、金鯱を眺めながらの、これぞ名古屋な読書会。残念ながら能舞台には入れませんが、お能に関する展示室は無料で見学できます。
能の起源には諸説ありますが、7世紀に中国より伝来した伎楽に端を発するという説があるそうです。7世紀! 聖徳太子が厩戸皇子だったり大化の改新が乙巳の変だったりと、新歴史におばちゃんびっくりな飛鳥時代ですが、さて、翻訳ミステリで7世紀と言えば?
そう、7世紀のアイルランド──当時の名で言えばモアン王国の修道女にして法廷弁護士を主人公にしたのが、〈修道女フィデルマ〉シリーズです。才色兼備・文武両道の修道女フィデルマが、その頭脳で難事件を次々解決。本格ミステリとして優れているだけではなく、古代アイルランドの文化や風俗、宗教も興味深く、世界中にファンを持つシリーズなのです。
ということで課題図書は、フィデルマシリーズ長編第1作のピーター・トレメイン『死をもちて赦されん』(創元推理文庫)だ! 歴史と文化の名古屋城で、フィデルマちゃんに耽溺しようぜ! よく考えたらフィデルマと能だの名古屋城だのって関係なくね? とか言うな、言うなよ。ざっくり「歴史っぽい」で充分だろ。いつもの会議室がとれなかったとか、そういう裏事情を詮索する子はおばちゃん嫌いですよ。
受付は只今この時よりスタート。定員はいつも通りですが、今回、会議室収容人数に余裕があるため、柔軟に対応予定です。名古屋城オプショナルツアーも計画されてるらしいぞ。秋の名古屋城で、フィデルマちゃんと清正公と一緒に、あなたのご参加を待っとるよ!
【詳細】
日時:10月22日(土)13:40〜16:30
終了後に立食形式の二次会を予定しています。
20時前には終了するので遠方からの日帰り参加も可能です。
場所:名古屋能楽堂
課題図書:ピーター・トレメイン『死をもちて赦されん』
(甲斐萬里江訳/創元推理文庫)
定員:39名
参加費:大人1000円・未成年500円
(領収書が必要な方は受付でお申し出下さい)
申し込み方法:名古屋読書会専用アカウント nagomys@gmail.com にメールでお申し込み下さい。件名に【読書会10/22】、メール本文にお名前とご連絡先電話番号、そして二次会の参加・不参加を必ずお書き下さい。
◎課題作品は各自ご用意の上、当日までにお読み下さい。
◎ご不明な点は上記の nagomys@gmail.com までお問い合わせ下さい。